国産オープンワールドサバイバル『パルワールド』わずか1日で売上200万本突破。Valveからも追い風、モンスター使役生活ゲームの勢い止まらない

ポケットペアは1月20日、早期アクセス配信を開始したばかりの『パルワールド』の売上が200万本を突破したと発表した。本作はモンスター育成要素のあるオープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。

株式会社ポケットペアは1月20日、早期アクセス配信を開始したばかりの『パルワールド』の売上が200万本を突破したと発表した。発売後わずか24時間での大台達成となる。


『パルワールド』は、オープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。対応プラットフォームは、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)。舞台となるのは不思議な生き物パルたちが暮らすパルパゴス島。環境ごとに生息するパルが異なっており、パルたちはそれぞれ特技をもっている。プレイヤーはパルたちを捕まえながら島で生活し、冒険を繰り広げていく。

本作はシングルプレイのほか、フレンドを招待しての最大4人協力プレイ、およびPC版はサーバーを立てての最大32人マルチプレイに対応する。パルパゴス島には、亜種/ボス/伝説/ラッキーパルなど珍しいパルも含めて、100種類以上のパルが存在するとされる。そうしたパルを捕まえて利用しながら、拠点や技術を発展。島の各バイオームで活動する敵対組織と対峙し、リーダーたちとのボス戦を制するのだ。

オープンワールドサバイバルクラフトゲームに、モンスター育成要素を加えた本作。発売前から話題を集め、早期アクセス配信開始時にはウィッシュリストは180万件を記録していたという。そうした前人気は実際の売上にも現れたようで、発売から約8時間で100万本を突破。このたびさらに売上を増やし、24時間で200万本を突破したことが報告されたかたちだ。

なお本作は本稿執筆時点でSteamにて同時接続プレイヤー数55万人以上を記録し「最もプレイされたゲーム」ランキングにて2位を飾っている。ランキング首位の常連タイトルである『Counter-Strike 2』に迫る勢いだ。ちなみにSteamストアページトップのバナーなどでも『パルワールド』は押し出されている。同バナーは「Valveが多くのユーザーにアピールできると強く確信できたタイトルだけが選定されている」とされ、高いユーザー人気が反映されているのだろう(関連記事)。

*ポケットペアの代表取締役社長・溝部拓郎氏もSteamのトップページに向けて驚きを示している。

ユーザーレビューにおいても好評を獲得。記事執筆時点で1万1000件以上のレビューが投じられ、好評率92%の「非常に好評」ステータスを得ている。サバイバルクラフトゲームの基本要素をしっかりおさえつつ、モンスターをまじえた特徴的な要素が盛り込まれている点が評価されているようだ。

ユーザー評価に後押しされた本作の今後の勢いも注目されるところだろう。なお弊誌では本作を手がけるポケットペアの溝部拓郎氏にインタビューを実施しており、『パルワールド』へのこだわりや苦労を訊いている。ヒットの裏側にあった葛藤や決断などを知りたい方は、そちらを読んでみてほしい。

パルワールド』はXbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中だ。また本作は、Xbox Game Pass(Xbox/PC/クラウド)に対応している。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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