オープンワールド育成サバイバル『パルワールド』早期アクセス配信開始。不思議な生き物たちを「自由に」扱う、容赦なしモンスター使役生活

ポケットペアは1月19日、『パルワールド(Palworld)』の早期アクセス配信を開始した。本作はモンスター育成オープンワールドサバイバルクラフトゲームである。

国内のゲーム開発会社ポケットペアは1月19日、『パルワールド(Palworld)』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはXbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)。通常価格は税込3400円。1月26日3時まではローンチセールが実施されており、3060円で購入できる。また本作はXbox Game Pass(Xbox/PC/クラウド)にも対応している。


『パルワールド』は、不思議な生物パルのいる世界で生活を営む、モンスター育成オープンワールドサバイバルクラフトゲームである。本作の舞台は、不思議な力をもった生き物パルたちが生息する島だ。パルたちは、100種類以上が存在。環境ごとに生息するパルが異なっており、襲いかかってくる獰猛なパルもいるようだ。本作でプレイヤーは、何らかのきっかけからパルたちの生息する島へ漂着。パルを捕まえて活用しながら、サバイバルや冒険を繰り広げていく。不思議な生き物パルを集めて育てる、オープンワールドでの生活が展開される。

 


島で生存するため、プレイヤーはまずパルを捕獲する。本作ではパルスフィアと呼ばれる特殊な道具を使って、パルを捕獲できる。ただし、元気なパルや高レベルのパルは捕まりづらい。そこで本作では、捕獲の前にパルを弱らせる。鈍器やライフル、パルの攻撃などによって、捕まえるパルのHPを減らすことでパルを捕獲していくのだ。なおパルスフィアは、人間に対しても使用可能となっている(関連記事)。


捕まえたパルは手持ちのパルとして連れ歩けるほか、拠点で作業を担当させられる。パルたちには戦闘に関わる技や属性以外に、それぞれ作業適性と呼ばれるステータスが設定されている。たとえば手作業に対応したパルは、プレイヤーに代わって作業台でのアイテム作成などが可能。火おこしに対応したパルは、鉄の精錬や調理などを担ってくれる。また本作でパルたちは、自律的に行動する。拠点内では、パルたちは自発的に作業を探して働いてくれる。本作では自律的に行動するパルたちを労働力として活かしながら、サバイバル生活や探索を進めていくわけだ。パルたちには名前をつけたり、撫でたりなど、優しく接することもできる。一方で、パルの売買や解体なども可能。ブラックな部分も垣間見える世界観も本作の特徴だろう。

要素としては、フィールド上には亜種/ボス/伝説/ラッキーパルといった珍しいパルも存在。各バイオームでは敵対組織が活動しており、リーダーたちとのボス戦も待ち受けている。そのほか本作は最大32人でのマルチプレイに対応。専用サーバー使用時に最大32人、自身のローカルワールドへプレイヤーを招待する形式では最大4人でのマルチプレイが可能となっている。ギルドを結成して仲間と協力することで、冒険を有利に進められるそうだ。なおPvP要素は、今後のアップデートで実装予定。またキャラクターとパルはワールドに帰属するため、マルチプレイにゲスト参加する場合はシングルプレイのデータが使用できないようだ。


本作を手がけているポケットペアは、国内のゲーム開発会社だ。過去作としては、『クラフトピア』や『Overdungeon』などをリリース。『クラフトピア』においては、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー1万6774件中78%の好評を得てステータス「やや好評」となっている。本作『パルワールド』においては、2021年6月に発表。本日2024年1月19日に、早期アクセス配信が開始された。「早期アクセスローンチQ&A」によると、早期アクセス中には新しいパルやエリアなどが追加予定。リリース後すぐに、1年目のロードマップが公開されるそうだ。また早期アクセス開始時点では、XboxとSteam間のクロスプレイには未対応。早期アクセス配信後の状況によっては、PlayStation 5版も検討されるそうだ。

パルワールド』は、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに通常価格税込3400円で配信中。1月26日3時まではローンチセールが予定されており、3060円で購入できる。また本作はサブスクリプションサービスXbox Game Pass(Xbox/PC/クラウド)にも対応している。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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