少年少女を育てるデッキ構築育成ゲーム『空と無垢の6機』Steamで1月30日発売へ。子供たちだけが操縦できる機体による、陸を失った世界の戦い
国内のインディーゲーム制作チームyondrayは1月19日、『空と無垢の6機』を1月30日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込1500円。発表にあわせて、発売告知PVも公開されている。
『空と無垢の6機』は、少年少女だけが操れる機体「無垢の乗機」のパイロットをカードで育てる、デッキ構築育成シミュレーションADVである。本作の舞台は陸を失い、空で生きる者たちが戦う世界だ。陸を失った世界には、無垢の乗機と呼ばれる少年少女だけが操れる兵器が存在。庭国/鴎国/紅国といった勢力では、無垢の乗機を使用して戦争が繰り広げられているようだ。本作でプレイヤーは指揮官となり、6人の少年少女を無垢の乗機のパイロットとして育成。カードを使った育成と自動戦闘により、空で生きる者たちの戦いが描かれていく。
指揮官であるプレイヤーは、訓練カードを用いて少年少女をパイロットへ育成する。少年少女には、操縦/射撃/支援といったステータスが存在している。プレイヤーはカードの効果を用いて、子どもたちのステータスを強化。特殊技能も教えることで、優秀なパイロットへと導いていくようだ。戦闘では、自動戦闘が展開される。戦闘開始前にはフォーメーションや配置を選択。戦闘中の行動は、育てた能力値や特殊技能によって変化するそうだ。また戦闘に勝利すると、報酬によって強力な訓練が実施できる。訓練と戦闘を繰り返す中で、より強力なパイロットを育てていくのだろう。
また本作では3つの国がプレイ可能となっており、それぞれ異なるプレイスタイルとシナリオが展開される。「庭国編」では、プレイヤーは6人の少年少女を同時に育て、目標達成を目指す。庭国編のパイロットたちには適正年齢が存在。一定期間が経過するとと、少年少女はパイロットを引退してしまうため、新たなパイロットを迎え入れながらチームを強化し、クリアを目指すそうだ。「鴎国編」では、他の国より短い期間で、1人のパイロットを育成する。シーズン最後に実施される配属試験へ6人合格させることが目標であり、スキルパネルでのカード効率アップがゲームプレイのカギとなるようだ。「紅国編」では、ローグライク要素の強いゲームプレイが待ち受けている。プレイヤーは6人の少年少女を同時に育成。プレイヤーはイベントや戦闘などルート選択によって次に起こる出来事を選びながら、ゲームクリアを目指していくという。3つの国のシナリオとゲームプレイによって、空で生きるものたちの世界も描かれていくのだろう。
本作を手けているのyondrayは、国内のインディーゲーム制作チームだ。過去作としては、2022年2月に『世界の為の全ての少女』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で129件中69%の好評を得てステータス「賛否両論」となっている。同作においては、運にも左右される高い難易度のゲームプレイも含めて、厳しい状況の世界と美しい物語が描かれていた。
本作『空と無垢の6機』は、2023年5月に発表。2023年12月には2024年1月に発売予定と告知されていたが、今回具体的な発売日が決定したわけだ。制作陣としては、スクリプト/シナリオ/イラスト/音楽をfmat氏が担当。音楽/効果音をt.valley氏、制作管理をM.Wak氏が務める形で、制作が進められてきたようだ。
『空と無垢の6機』はPC(Steam)向けに、通常価格税込1500円で1月30日に発売予定だ。