『聖剣伝説 VISIONS of MANA』2024年夏発売へ。シリーズの父・石井浩一氏監修でお馴染みモンスターがかわいく・恐ろしく蘇る
スクウェア・エニックスは1月19日、『聖剣伝説 VISIONS of MANA(ヴィジョンズ オブ マナ)』を2024年夏に発売すると発表した。対応プラットフォームはPS5/PS4/Xbox Series X|S/PC(Steam/Windows)。小山田将氏と石井浩一氏が本作の内容を紹介する新たな映像もお披露目されている。
『聖剣伝説 VISIONS of MANA』は、『聖剣伝説』シリーズ完全新作だ。三人称視点の3Dアクションアドベンチャーゲームとなるようだ。同作では、主人公ヴァルが幼馴染の少女と共に、マナの樹へと旅立つことになるという。本作は王道ファンタジーRPGとしての原点回帰が掲げられており、壮大な冒険が待ち受けているのだろう。
本作ではセミオープンフィールドが採用され、さまざまなロケーションをシームレスに巡っていくという。『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』で健在であった、自然や精霊とのつながりを感じられる世界観、豊かな色彩と温かみのあるグラフィック、スピード感のあるバトルを継承。かつ立体的なアクションを盛り込むことで、遊びの幅が格段に進化しているそうだ。今回の映像では空中でのアクションや、武器と魔法の両方を駆使する攻撃方法、武器に聖霊を宿すことのできるシステムなどが紹介されている。
開発メンバーとしては、『聖剣伝説』シリーズを近年統括している小山田将氏が引き続きプロデューサーを担当。サウンドは、『聖剣伝説』シリーズおなじみの菊田裕樹氏のほか、関戸剛氏や山﨑良氏が参加し、全100曲もの楽曲が制作されているという。なお本作にはインタラクティブミュージックが導入されており、フィールドの探索とバトルでの音楽がシームレスに切り替わる。今回の映像でも4分50秒ごろから音楽の切り替わりを確認可能だ。
またキャラクターデザインはHACCAN氏、モンスターイラストは吉岡愛理氏が担当。またシリーズモンスターデザイン監修として、『聖剣伝説』の父ともいえるグレッゾの石井浩一氏が参加する。本作にも「ラビ」をはじめとしたシリーズおなじみのモンスターたちが登場し、石井氏の監修のもとで最新グラフィックで表現。ただ可愛いだけでなく恐ろしい部分もしっかり表現されているそうで、立体的に活き活きと動きまわるという。また騎乗してフィールド上を素早く移動させてくれる頼もしい仲間「ピックル」のデザインも、石井氏が考案しているそうだ。
『聖剣伝説』シリーズのナンバリング作品としては、2006年に発売された『聖剣伝説4』が最後。同作は野心作ではあったものの、課題点もあり評価は芳しくなかった。しかしながら2020年には『聖剣伝説3』のリメイクとなる『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』がリリースされ、堅実な作りでオリジナル作を生かしたリメイクであるとして高い評価を獲得。満を持して16年以上ぶりに登場する新作に期待がかかる。
『聖剣伝説 VISIONS of MANA』は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/PC(Steam/Windows)向けに2024年夏に発売予定だ。