「8番ライク」ホラー『エスカレーター| Escalator』1月7日配信へ。地下通路のエスカレーターに乗って異変を探す、『8番出口』から影響受ける作品

トウヤスキー氏は1月5日、ホラーゲーム『エスカレーター| Escalator』を1月7日に配信すると発表した。とある地下通路を舞台にした一人称視点のホラーゲームだ。

インディー開発者のトウヤスキー氏は1月5日、ホラーゲーム『エスカレーター| Escalator』を1月7日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は420円(税込)。


『エスカレーター| Escalator』は、とある地下通路を舞台にした一人称視点のホラーゲームだ。本作にてプレイヤーは、その地下通路に閉じ込められた状態にあり、何者かによって提示されるゲームに参加して、この不思議な空間からの脱出を目指す。

地下通路にはエスカレーターが存在し、プレイヤーは必ずそれを使って上階へ向かうことになる。そしてエスカレーターに乗っている間には、“異変”が起こることがあるという。周囲を観察し、何か不思議なことが発生しているかどうかを調べるのだ。もし異変を発見したなら、併設された階段を降りて非常ベルを鳴らす。逆に何も起こらなかった場合は、そのまま進み非常口から出るという流れとなる。

一度ミスをしてしまうと、最初からやり直しになるという。異変を見逃したり、誤って非常ベルを鳴らした場合はミス扱いということだろう。また“最初からやり直し”ということは、この地下通路をループするようなかたちで、ミスすることなくエスカレーターを何度か上ることが求められるゲームプレイとなるようだ。


本作のこうしたゲームプレイは、KOTAKE CREATEが手がけた『8番出口』を彷彿とさせる。実際開発者のトウヤスキー氏も、『エスカレーター| Escalator』は同作から影響を受けて制作した「8番ライク」作品であると公言している。『8番出口』は、無限に続く地下通路にて、異変を見つけたら引き返し、異変が見つからなかったらそのまま進んで、8番出口までたどり着き脱出することを目指す作品だ。

『8番出口』は、昨年11月29日にリリースされ高い評価を獲得。その後、『エスカレーター| Escalator』を含むフォロワー作品が登場した。またその人気にあやかってか、『8番出口』を騙る無関係のスマホ向けアプリが配信されたこともあった(関連記事・現在は同開発者のアプリはすべて配信停止)。そうしたアプリはともかく、『8番出口』の開発者コタケノトケケ氏は、同作から影響を受けて開発された類似作品の登場を歓迎するコメントをしている(関連記事)。

『Station 5』


ちなみに余談であるが、『8番出口』から影響を受けたゲームとしては、ClickToPlay Gamesが手がけた『Station 5』が昨年12月30日にPC(Steam)向けに配信開始されている。同作は、地下鉄の車両や駅を舞台に異変を探すという内容だ。ただ、本稿執筆時点でユーザーレビューは50%が好評とする「賛否両論」ステータスとなっており、異変の探しにくさやゲームプレイのテンポの悪さなどが指摘。『8番出口』と比較するユーザーが多く、『8番出口』の完成度の高さを感じさせる結果となった模様である。

『エスカレーター| Escalator』は、PC(Steam)向けに1月7日配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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