少年少女育成デッキ構築シミュレーションADV『空と無垢の6機』2024年1月ごろ発売へ。陸を失い、空で生きる者たちの戦い

yondrayは12月25日、『空と無垢の6機』を2024年1月あたりに発売予定だと告知した。本作は少年少女だけが操れる機体「無垢の乗機」のパイロットを育てるデッキ構築育成シミュレーションADVだ。

国内のインディーゲーム制作チームyondrayは12月25日、『空と無垢の6機』を2024年1月あたりに発売予定だと告知した。本作は2023年の発売が予定されていたが、延期となったようだ。現在はゲームバランス調整の最終段階であり、発売日告知PVが近日公開予定とされている。


『空と無垢の6機』は、少年少女だけが操れる機体「無垢の乗機」のパイロットを育てる、 無垢のデッキ構築育成シミュレーションADVである。本作の舞台は、陸を失い、空で生きるものたちの世界だ。プレイヤーは指揮官として、6人の少年少女を「無垢の乗機」のパイロット機手として育成していく。

少年少女には、操縦/射撃/支援の3つのステータスが存在している。プレイヤーは毎ターン手に入る訓練カードを使用し、少年少女に訓練を実施。ステータスを伸ばし、特殊技能を習得させる。システム面では戦闘は自動戦闘となっており、プレイヤーは戦闘開始前にフォーメーションを選択する。少年少女の行動は、能力値や特殊技能によって変化。戦闘に勝利すると、報酬でより強力な訓練が実施可能になるという。訓練と戦闘を繰り返して、最終目標の達成を目指していくのだ。

 


また本作では3つの国がプレイ可能となっており、それぞれプレイスタイルとシナリオが異なっている。庭国編では、適正年齢に達すると引退してしまう6人の少年少女を育成していく。誰かが引退したあとは、新しい少年少女を迎え入れ、徐々に6人のチームを強化することになるという。

鴎国編では、ほかの国よりも短い期間で1人の機手を育てる。鴎国編ではスキルパネルによってカードの効率を上げる仕組みが導入されており、シーズン最後の「配属試験」に6人全員を合格させることが目的になるそうだ。

最後に紅国編では、進行ルートを選びながら、6人の少年少女を同時に育成していく。選んだマスによってイベントや戦闘などが発生。ローグライト要素の強いモードになっているそうだ。3つの国での異なる育成を通して、陸を失った世界の物語が描かれるのだろう。


本作を手がけているyondrayは、国内のインディーゲーム制作チームだ。過去作としては、偽りの都市で少女を救世主に育てるSF少女育成ローグライク『世界の為の全ての少女』を2022年2月にリリース。同作では、運にも左右される高い難易度のゲームプレイも含めて、厳しい世界や物語が描かれていた。なおSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で126件中69%の好評によりステータス「賛否両論」となっている。

本作『空と無垢の6機』は、2023年5月に発表。発表時点では、2023年にリリース予定とされていた。今回延期が発表されたかたちだ。FMAT氏のポストによると、もう少し開発に時間がかかるため、2024年1月あたりの発売が予定されているそうだ。制作状況としては、ゲームバランス調整の最終段階に入っているとのこと。近日中に、発売日告知PVが公開予定とされている。


『空と無垢の6機』は、PC(Steam)向けに発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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