ドラマアクションRPG『消滅都市』2024年2月末サービス終了へ。アニメやリメイク作なども展開されていたWFSの第1弾、後日オフライン版へアプデ


株式会社WFS(ライトフライヤースタジオ)は12月19日、『消滅都市』のサービスを2024年2月27日15時に終了すると発表した。サービスに先駆け、12月19日15時に有料アイテムの販売が停止。またサービス終了後には、オフライン版としてのアップデートが予定されている。


『消滅都市』は、運び屋の男と謎の力をもつ少女が消滅した都市の謎を追う、ドラマアクションRPGである。本作の舞台は、3年前にひとつの都市が消滅した世界。メインキャラクターのタクヤは、何でも運ぶプロの運び屋。ユキは、消滅から奇跡的に生還した少女だ。本作で2人は、消息を絶っていたユキの父からのメッセージを頼りに、消滅都市へ出発。多数の障害を乗り越えながら、消滅都市の謎へと迫っていく。ストーリーでは、そうした謎をめぐるドラマチックな物語が展開。システム面では、チェインを稼ぎながら街を駆け抜けるランアクション風のバトルパートなども用意されていた。


本作はグリー子会社であるライトフライヤースタジオの第1弾タイトルとして、2014年5月26日に配信開始されたiOS/Android向けの作品だ。2019年4月からはテレビアニメが放送。同年6月には1000万ダウンロード突破が報告されるなど、多数のプレイヤーが本作に触れてきたようだ。

またリリース後、2016年にはアップデートと共に『消滅都市2』へタイトルが変更された。2018年11月には新章追加にあわせて『消滅都市2』から『消滅都市0.』へタイトルを再変更。2020年2月には物語の完結へ向けて、『消滅都市0.』から『消滅都市』へとタイトルが戻るなど、タイトルの変遷と共に多数のアップデートが実施されてきた。またメインストーリーの完結後も、3年間にわたってサービスが継続されていたが、今回2024年2月27日15時のサービス終了が決定されたようだ。なお2019年には、フルリメイク作となる『AFTERLOST – 消滅都市』が配信開始されていたが、2021年6月にサービス終了となっている。

公式サイト内の発表によると、開発・運営チームは2014年5月から約10年間、ユーザーの応援によって長くサービスを続けられたことに深く感謝しているという。サービス終了発表にあわせて、公式X(Twitter)アカウント上では、『消滅都市』シリーズディレクターの下田翔大氏からのメッセージも公開されている。

本作ではサービス終了に向けて、まず2023年12月19日15時に有料アイテムの販売が停止されている。2023年内は期間限定ガチャおよび期間限定クエストが更新され、ランキングイベントはサービス終了まで更新が継続予定だという。

2024年2月27日15時には、サービス終了と共にAmazon Appstoreでの配信が停止。「フクザワ(有償分)」の払い戻しなども受付開始予定となっている。さらに本作では、後日iOS/Android向けにオフライン版のアップデートが実施予定だ。オフライン版は、ストーリー/タマシイの閲覧を目的としたゲームとなる。コラボ等一部を覗いたタマシイがレベルMAXで付与され、各種クエストがプレイ可能。経験値獲得やタマシイの強化要素、オンライン機能などは利用できず、オフライン版へのデータ引き継ぎもできないそうだ。オフライン版の詳細については、公式サイトなどで告知予定とされている。

『消滅都市』は、2024年2月27日15時にサービス終了予定だ。