感染者推論ホラーゲーム『悪夢のような日々でした』Steamにて1月1日配信へ。ヒト収容所で対峙する、モノクロの論理と恐怖
国内の個人デベロッパーデベロッパー727NotHoundは12月16日、『悪夢のような日々でした』のSteamストアページを公開した。同作は、PC(Steam)向けに2024年1月1日リリース予定。ストアページではスクリーンショットなどが公開されている。
『悪夢のような日々でした』は、ヒト収容施設で謎の寄生虫に感染した人を推測する、推論ホラーゲームである。本作の舞台は、世界で72番目の規模をもつヒト収容所「サイト72」。同施設ではたくさんのヒトが働いており、中にはルビウクなる寄生虫に心臓を侵されたヒトもいるのだという。
本作でプレイヤーはサイト72のヒト住居区で、ルビウク感染者を探すことになる。専用のセンサーを配置して電力を送り、誰がルビウクに寄生されているかを検知。センサーの表示を見て、誰が感染者なのかを推測する。不気味な雰囲気の中で寄生虫ルビウクに感染したヒトがどれなのか探す、論理ゲームが繰り広げられる。
プレイヤーは小さな部屋の中で、ルビウクの感染者を探していく。基本的には単純なルールとなっており、センサーの表示を見ることでルビウクの感染者が判別できるようだ。ただし、部屋の中にはルビウクの変異種も紛れ込んでおり、センサーは彼らにも反応。ルビウクの変種たちのもつ特性によって、推論が混乱するという。さらにサイト72では、ルビウクのクイーンが噂になっているようだ。プレイヤーはルビウク変種たちの特性を考慮しながら、センサーの反応を頼りに目的の感染者を論理的に探し出すのだろう。
本作では推理はゆっくり進められるものの、ナイトメアの襲撃に対峙するアクション要素が存在。ちょっとしたジャンプスケアも待ち受けている。そのほか、本作にはDAY1からDAY7までのレベルが搭載。DAY4まではチュートリアルに近く、DAY7はカスタムして遊べる特殊モードが待ち受けているそうだ。
本作を手がけているのは、国内の個人開発者・座間氏による727NotHoundだ。同氏の過去作としては、『Playable Mockup』や『Photogenic Minds : Identity』、『人形限界』などをリリース。2023年10月にリリースされた『国際指定怪異124号 東京廃村』では、Steamのユーザーレビュー21件中85%の好評によりステータス「好評」を獲得している。独自のルールを攻略するゲームプレイを、不気味な世界と共に展開している。
公式アカウントのポストによると、本作は行き詰まった時の気分転換に開発を進めていたという。詰まり過ぎて唐突にほぼ完成したため、正月付近のリリースが決定。こだつでぼんやり考えながら遊べる内容になっているそうだ。なお同氏の作品としては『MOONS:First Fall』や『Project SZ(仮)』が発表されているほか、2022年12月にリリースされた『The Children’s Friend』のアップデートも予定されている。
『悪夢のような日々でした』は、PC(Steam)向けに2024年1月1日リリース予定だ。