基本プレイ無料新作FPS『THE FINALS』アプデでマッチメイキング(SBMM)が改善。より実力の近いマッチングになるはず

 

ネクソンおよびEmbark Studiosは12月13日、基本プレイ無料対戦FPS『THE FINALS』に向けてHotFix 1.2.3を配信した。同HotFixでは、本作のスキルベースマッチメイキング(SBMM)が改善。より実力の近い相手とマッチングされるようになったという。本作はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。

『THE FINALS』はEmbark Studiosが手がける、基本プレイ無料の対戦FPSゲームだ。プレイヤーは「THE FINALS」と呼ばれるゲームショーに参加し、富や名声を獲得するため、バーチャル空間で熾烈なチーム戦を展開することとなる。さまざまなロケーションを模したアリーナ(マップ)にて、あらゆるものを破壊可能な点が本作の持ち味だ。

本作は12月8日、サプライズ的にサービス開始を迎えた。配信開始後、Steamにおいてはさっそく24万人を超えるピーク時同時接続プレイヤー数を記録し好調な滑り出し(SteamDB)。評価面では、当初はSteamユーザーレビュー好評率が68%に留まる「賛否両論」ステータスとなっていたものの、本稿執筆時点では5万件を超えるレビューのうち75%が好評とする「やや好評」ステータスまで持ち直している。


本作に向けて12月13日、臨時アップデートとなるHotFix 1.2.3配信された。同アップデートでは、Steamとの認証連携にあたっての不具合で、誤ってBAN処分通知が表示される問題が解決されたとのこと。そして、SBMMについてもいくつかの変更がおこなわれたという。

SBMMとは、対戦ゲームのマッチングにおいて、プレイヤーのスキル(実力)をなんらかの方法で評価し、そのスキルに応じてプレイヤー同士をマッチングさせる設計のこと。対戦チームそれぞれの腕前のバランスを取り、チームごとの実力差の少ない公正なマッチングを実現することが目的となる。


今回のアップデートのパッチノートによれば、本作にはすでにSBMMが導入されていたようだ。調整の具体的な内容については明かされていない。しかしながら、ややマッチングが長引くのと引き換えに、よりクオリティが高く、実力の近い相手とのマッチングが実現されるはずだという。この調整はすでに実装済みとのこと。本作では3対3の対戦にて、連携やそれぞれの練度が重要となるシステムとなっている。敵味方の実力が揃いやすくなれば、より各マッチでの体験が改善されそうだ。

ほかには、backfillシステムの調整や、ゲーム内ショップの時間表示などの不具合が修正されている。詳細はHotFix 1.2.3パッチノートを確認してほしい。

『THE FINALS』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに、基本プレイ無料で配信中だ。