マインスイーパー風ドット絵クリッカーゲーム『Dungeon Sweeper』PC向けに公開。墓を目印に広げる壮観なピクセルアートの世界


国内のゲーム開発者せたも氏は12月13日、『Dungeon Sweeper』を公開した。対応プラットフォームはPC/ブラウザ。itch.io内にてプレイヤー自身が値段を決めるName your own price形式で配布されており、無料でのプレイも可能になっている。


『Dungeon Sweeper』は、ダンジョンの位置を特定しながらマスを開いて世界を広げていく、マインスイーパー風のドット絵クリッカーゲームである。本作でプレイヤーは、マスを開くことでワールマップを広げていく。ゲーム開始時点、マスが一つだけ開いた状態になっている。本作では、開かれたマスの周囲を新たに開放可能。マスを開くとドット絵のタイルへ変わり、周囲が新たに開けるようになる。どんどんマスを開くことで、世界を広げていくのだ、

ただし、未開放のマスの中にはダンジョンが存在。ダンジョンが存在するマスを誤って開放してしまうと、ゲームオーバーになってしまう。そこで本作では、お墓のマスが重要になる。ダンジョンの周囲は、必ずお墓のマスになっており、お墓の数が周囲のダンジョンの数を示している。マスにあるお墓の数が、『マインスイーパー』における数字の役割を果たしているわけだ。ダンジョンマスは、周囲のダンジョン以外のマスをすべて開くと、安全に開放できる。『マインスイーパー』風のルールでダンジョンの位置を特定しながら、ワールドマップを広げていくのだ。


本作ではマスを開いていくと、バイオームの異なるマスが登場。スコアに応じてバイオームが増え、ワールドマップが賑やかになっていく。最後のバイオームが1万点を超えると出現するといい、1万点の達成が一つの目標となるようだ。

一方で本作の難易度は誰でも遊びやすい程度に調整されている。『マインスイーパー』風のルールでダンジョンの位置を特定することになるものの、マップの半数以上は街や草原など周囲が安全なマスが占める。周囲にダンジョンがあるお墓マスを見つけても、安全なマスの周りを開くだけで、ダンジョンが無害化できるケースも多い。『マインスイーパー』のようなパズルを求めてプレイすると物足りないかもしれない。

代わりに本作では、安全な場所を開く際には、心地よい音と主に複数のマスが一気に開放される。一つ一つマスを開いていくと徐々にマップが広がり、ドット絵で描かれた壮観な世界が姿を現す。時折登場するテキストでは、ちょっとした世界の情報も明かされる。ドット絵で描かれた世界を広げていく心地よさが、本作の特徴といえるだろう。

本作を手がけているのは、国内のゲーム開発者せたも氏だ。同氏はドット絵のイラストをX(旧Twitter)上などで公開しており、以前は同氏の映像をもとにした「廃墟ドット」という作品も開発していた。現在は、ドット絵で描かれたステージ上で、スライドパズルのようにステージを操作し、主人公も操作して世界を完成させるゲームを作っているそうだ。

『Dungeon Sweeper』は、PC向けにitch.ioにて公開中だ。