株式会社ポケモンは12月14日、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に向けて更新データVer.3.0.0を配信開始した。有料追加コンテンツ「ゼロの秘宝」の「後編・藍の円盤」向けコンテンツが実装されたほか、不具合修正などもおこなわれている。
更新データVer.3.0.0には、本作に向けた有料追加コンテンツ「ゼロの秘宝」の「後編・藍の円盤」のコンテンツが含まれている。「後編・藍の円盤」の舞台は、大部分が海の中にあるブルーベリー学園だ。主人公はパルデア地方を飛び出し、この学園に交換留学することになる。
学園には四天王のタロ、アカマツ、ネリネ、カキツバタが君臨するブルベリーグが存在。それぞれが課してくる四天王チャレンジを突破し、ポケモンバトルでの撃破を目指す。また海中庭園テラリウムドームも登場し、環境の大きく異なる4つのエリアに生息するポケモンたちと出会うことが可能だ。新たな物語と、さまざまな新要素を楽しめる内容となっている。
また更新データVer.3.0.0では調整・不具合修正も実施。「前編・碧の仮面」における鬼退治フェスの難易度が調整された。鬼退治フェスはかねてより難易度が高いとの声があがっており、調整がおこなわれたかたちだ。不具合修正では、特性「おもてなし」において特定の状況で意図しない挙動が発生する問題が修正。また特性「かがくへんかガス」によって「こだいかっせい」「クォークチャージ」の効果が発動しないようになった。そのほかにもいくつかの問題が修正されているとのこと。
「かがくへんかガス」は、マタドガスなどが有する特性。ダブルバトルにおいてはトドロクツキとマタドガスを同時に出して、相手の特性を封じつつトドロクツキの「こだいかっせい」を発動させる“ツキドガス(ドガスツキ)”の並びが用いられていた。今回不具合として修正されたことで、ツキドガスとしての運用が弱体化されるかたちだ。一方でシングルバトルにおいては相手のもつ「こだいかっせい」と「クォークチャージ」を封じられるようになるため、強化といえる。
「後編・藍の円盤」の登場にあわせてバトルでの不具合修正も実施された更新データVer.3.0.0。新たに参戦するポケモンとともに、対戦環境も変化を見せることだろう。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』はNintendo Switch向けに発売中。『スカーレット』『バイオレット』に向けてそれぞれ有料拡張コンテンツ「ゼロの秘宝」が発売されており、「前編・碧の仮面」と「後編・藍の円盤」が配信されている。