マルチ強盗FPS『PAYDAY 3』新アプデでDLCマップ「構文エラー」実装。“ドローン使い”が守るハイテク施設に潜入


デベロッパーのStarbreeze Studiosは12月13日、クライムFPS『PAYDAY 3』に向けてPatch1.1.0を配信した。今回のアップデートでは本作初となる有料ダウンロードコンテンツ(DLC)マップ「構文エラー」が追加され、ドローンを携えた新たな敵「テッキー」が登場する。また三種類の武器や衣装が追加される有料DLCが追加されたほか、すべてのプレイヤーが使用可能な無料スキルライン「攪乱者」が実装されている。ほかにもバランス調整やバグ修正など、盛りだくさんな内容となっている。


『PAYDAY 3』は、オンライン4人協力プレイ対応のクライムFPS『PAYDAY』シリーズの最新作だ。アメリカ・ワシントンDCを舞台とした前作『PAYDAY 2』から数年後、犯罪集団Payday Gangはニューヨークにて新たな強盗計画に挑む。現地時間12月13日に配信された「Patch1.1.0」の主要な変更点を以下に紹介していこう。

まず本パッチでは新たな強盗計画「構文エラー」が実装された。構文エラーは、AIで管理された高度なセキュリティシステムを誇るデータセンターへと潜入を試みる強盗計画だ。なおパッチノートによると、有料DLCはプレイヤー自身が所持していなくともフレンドがコンテンツ所持していれば、フレンドの部屋に参加することでプレイ可能となるようだ。


構文エラーでは、ドローンを操作する特殊隊員の「テッキー」が登場する。テッキーはプレイヤーと一定の距離を取るとすぐさま擬態効果のある反射性シールドを展開。その後ろに隠れ、プレイヤーを攻撃するドローンを2体召喚する。テッキー本体を倒さない限りドローンは何度も召喚されるため、隠れたテッキーを見つけることがカギとなるだろう。なおテッキーが潜んでいる場所に近づくとプレイヤーのHUDにジャミング効果が発生するため、それを目安に探すと良いようだ。テッキーは実装時では新マップでのみ出現するが、今後は少しずつほかのマップにも実装されていく予定とのことだ。

今回のアップデートでは無料のコンテンツとして「攪乱者」スキルラインも実装されている。攪乱者は既存の装備であるECMジャマーやハッキング能力を強化するスキルとなっている。攪乱者スキルラインはテッキーが操作するドローンへの対抗策も持ち合わせており、ドローンを一定時間だけ味方につけ、効果終了後に自爆させることができる。


また、別のDLCとして新たに三種類の武器が追加され、プレイヤーの個性を引き立てるコスメティックアイテムも実装されている。そのほかパッチノートでは「救急キット」のアーマー版となる、「アーマーリペアキット」の実装についても触れられている。これまで人質交換の利点は体力回復アイテムである救急キットの入手だけであったが、今後は体力を回復する救急キットとアーマーを回復するアーマーリペアキットが交互に出現するようになるようだ。人質交換のメリットが格段に上がる調整となっている。

またオーバーキル難易度の調整についても触れられている。最高難易度であるオーバーキルでは特殊隊員の出現上限が2人から3人に上昇するほか、FBI車両がマップに存在する場合は、すぐさま補充の特殊隊員が出現するようになるようだ。FBI車両をいち早く破壊し、いかに素早く特殊隊員を処理していくかがカギとなることだろう。ほかにもスキルの調整やバグ修正などについても言及されているため、気になる人は公式パッチノート(英文)を確認されたい。


『PAYDAY 3』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。新強盗計画のDLC「Syntax Error Heist」のほか、新武器を追加するDLC「Syntax Error Weapon Pack」および衣装パックDLC「Syntax Error Tailor Pack」も本日より配信中。3つすべてが同梱されたバンドル「PAYDAY 3: Chapter 1 – Syntax Error」も配信されている。また同バンドルは本作のシルバーエディションおよびゴールドエディションを所有している場合は追加費用なしで入手可能となっている。新たな敵とスキルを迎え入れ、深みを増す強盗計画が今後どのような物語を紡いでいくのか注目したい。