幽霊病院探索ホラーコメディADV『Ghost Hospital(ゴーストホスピタル)』フリーゲームとして公開。少年たちの、あやしくキュートな魔界散策

国内の開発者・椎虫氏は12月8日、『Ghost Hospital -in Thousand Horror Hill-(Ghost Hospital、ゴーストホスピタル)』をPC向けフリーゲームとして公開した。

国内の開発者・椎虫氏は12月8日、『Ghost Hospital -in Thousand Horror Hill-(Ghost Hospital、ゴーストホスピタル)』をPC向けフリーゲームとして公開した。Plicyにてブラウザからプレイ可能になっている。また本作はバグ修正などが落ち着いた頃に、DL版がBOOTHにて公開予定とされている。

『Ghost Hospital』は、少年たちが魔界のあやしい病院へ迷い込んでしまう、ホラーコメディアドベンチャーゲームである。本作の主人公である少年リッパーは、ある日タイムカプセルを掘り返すため、友達3人と廃病院で待ち合わせをしていた。しかし少年が廃病院に遅れて到着すると、3人の姿は見当たらない。廃病院の中へ足を踏み入れると、そこには怪しく光る魔法陣が存在。リッパーが魔法陣にふれ、気がつくと見たこともない場所へやってきていた。

リッパーは魔界の住人たちから情報を聞きながら、3人の友達を探して魔界を探索。幽霊など人間以外のキャラクターたちが過ごす、あやしい病院内を巡っていく。奇妙な異世界とふしぎなキャラクターたち、異世界へやってきた少年たちの物語などが描かれる。


少年リッパーはメアリー、デビット、ソンの3人を探して、サウザンドホラーヒル中央幽霊病院を探索していく。本作の仕組みとしては、探索型のアドベンチャーゲームに近いものとなっている。プレイヤーは主人公のリッパーを操作して、一般幽霊病棟や療養病棟などを調査。行く先々でキャラクターたちを助けながら、ストーリーを進めていく。たとえば毒素感染病棟には、意志をもつ毒「ヴェノム」が潜んでおり、主人公はヴェノムへの対応に協力することになる。あやしい病院内での出来事と共に、魔界へ迷い込んだ少年たちの物語が描かれるのだ。本筋のストーリー以外に、思わず突っ込んでしまうイベントや、隠された場所なども存在している。


また本作では病院や魔界の住人たちが、手書き風のグラフィックで構成されている。ストーリー上では時折動画を用いた演出も登場するほか、シチュエーションにあわせた多数のBGMも存在。本作ではちょっと不気味なあやしい世界が、ポップな絵柄でかわらいしく表現されている。公称プレイ時間は5時間から10時間ほど。公式X(Twitter)アカウントによれば、複数のエンディングも用意されているそうだ。

本作は公式サイトによると、椎虫(Sii Bug)氏を含めた多数のクリエイターたちが関わり制作されてきたという。同氏の関わった過去作としては、見習い魔法使いが試験に挑むゲーム『Magic Dye Night-見習い魔女と檻の家-』や、顔アイコンを作るホラーゲーム『透明人間の顔販売店』などがフリーゲームとして公開されていた。本作では、椎虫氏がデザインなどを担当。そのほかメインスタッフとしては音楽をしろいろ氏、Red Crane氏、Shoge氏。音楽イラストをもちにゃー氏が手がけている。椎虫氏を中心に、約7年ほどの期間に渡って制作が進められ、先日ついに公開となった。

『Ghost Hospital』は、PCブラウザ(Plicy)向けにフリーゲームとして公開中。バグ修正などが落ち着いたころには、PC(BOOTH)向けにダウンロード版も公開予定とされている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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