『モンハン』新作発表と過去最安値セールのおかげか、『モンスターハンター:ワールド』Steamプレイヤー人口がもりっと伸びる。期待高まるなかお求めやすい価格に
『モンスターハンター』シリーズ過去作『モンスターハンター:ワールド』の、プレイヤー人口がぐんと伸びている。背景には、12月8日のシリーズ新作『モンスターハンターワイルズ(Monster Hunter Wilds)』発表と、本作の最安値セールがあると見られる。
『モンスターハンター:ワールド』は、2018年にPS4/Xbox One/PC(Steam)向けにリリースされた『モンスターハンター』シリーズ作品。グラフィックを刷新し、シームレスなエリアマップを採用するなど多数新規要素を盛り込んだ、シリーズの転換点的作品となっている。2019年には、拡張版『モンスターハンターワールド:アイスボーン』が展開された。PC版については、リリース時にはパフォーマンス問題などユーザー指摘があがるも、本稿執筆現在でSteamユーザーレビューは24万件近くを集め、うち88%が好評とする「非常に好評」ステータスを得る高評価作品だ。
そんな本作のSteamにおけるプレイヤー人口が、にわかに伸びを見せている。最近は多くても5万人以下に留まっていたピーク時同時接続プレイヤー数が、12月8日を境に5万人を突破。直近では、最大6万8000人以上が本作を楽しむ盛り上がりを見せている(SteamDB)。
プレイヤー人口増加の背景にあるのは、シリーズ新作発表およびSteamにおける本作のセールだろう。開発元のカプコンは12月8日に、The Game Awards 2023にてシリーズ新作となる『モンスターハンターワイルズ』を発表。新作発表にファンが沸き立つこととなった。
そして現在カプコンは、SteamにてThe Game Awards関連セールを実施中。『モンスターハンター:ワールド』は67%オフの986円、DLC「アイスボーン」は63%オフの1476円と、いずれもSteamにおける過去最安値で販売されている。シリーズ新作発表の盛り上がりによる過去作への関心の高まりと、最安値更新セールの兼ね合いが今回Steamでのプレイヤー人口増に繋がったのだろう。
なお、現行最新作である『モンスターハンターライズ』およびDLC「サンブレイク」も現在Steamにてセール中であり、プレイヤー人口増加を見せているものの、新作発表『モンスターハンター:ワールド』の伸びと比較すると数千人規模とやや控えめ(SteamDB)。
また、『モンスターハンターワイルズ』発表トレイラーにて紹介された大規模な野外マップの雰囲気は『モンスターハンター:ワールド』にテイストが近い印象だ。「より新作に雰囲気が似ている『モンスターハンター:ワールド』にプレイヤーが流入した」「『モンスターハンターライズ』から新規参入したプレイヤーたちが『モンスターハンター:ワールド』へ遡った」といった流れも考えられそうだ。
『モンスターハンター:ワールド』はPC(Steam)およびPS4/Xbox One向けに発売中。Steamではゲーム本体が67%オフの986円、DLC「アイスボーン」は63%オフの1476円で販売中だ。新作『モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S向けに、2025年リリース予定。