国産デッキ構築ローグライク『ダンジョンアーティファクト』Steamにて2024年3月配信へ。カード効果を重ね合わせる戦略ダンジョンバトル

ExertionGameは12月5日、『ダンジョンアーティファクト』のSteamストアページを公開し、2024年3月にリリース予定と告知した。本作は構築したデッキでダンジョンを攻略するローグライクデッキ構築型ゲームである。

国内の同人ゲーム製作サークルExertionGameは12月5日、『ダンジョンアーティファクト』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに開発中。サークルの公式X(旧Twitter)アカウントによると、Steam版は2024年3月にリリース予定とされている。

『ダンジョンアーティファクト』は、構築したデッキを使ってフィールド上で戦い、ダンジョンの秘密へと迫っていくローグライクデッキ構築型ゲームである。本作の舞台は、現在の技術では説明できない力をもつアーティファクトが存在する世界だ。メインキャラクターのリディアとスミルナは、アーティファクトの回収のためダンジョンを探索。敵のオートマタと戦いながら、ダンジョンの秘密へと迫っていくようだ。

 


リディアとスミルナは、構築したデッキを使用してオートマタやボスと戦い、ダンジョンの深層へと降りていく。本作のバトルでは、四角いマスで構築されたフィールド上で、カードを使って敵と戦う。各カードには、必要なMP(マナコスト)や効果などが設定されている。たとえばアクティブカード「ショット」では、MP2を消費することで前方2マスに7ダメージを発生。0コストのアポトーシスでは、HPを2支払う代わりにMPを3回復する。攻撃やドロー、移動などさまざまな効果がカードごとに設定されている。本作では、そんなカードを手札からMPを支払って使用。敵との位置関係も考慮しながら、フィールド上の敵とターン制のバトルを繰り広げていくわけだ。


本作のカードには、大きく4種類のカテゴリが存在。アクティブカードは使用時に即効果が適用され、パーマネントは永続的な効果が込められている。カウンターは相手ターンも含めて好きなタイミングで発動できるほか、アーティファクトは持っているだけで常に効果を発揮するという。カードは全部で200種類以上存在。マナコストの低減や条件を満たすと発動するカード効果など、カード間のシナジーによって強力な効果も発動できるようだ。カードの獲得とデッキからの削除によって、最強のデッキを目指すのだ。

本作でプレイヤーは、ゲーム開始時点にリディアかスミルナのどちらかを選択する。キャラクターによって獲得可能なカードが異なるなど、それぞれ特徴が用意されているようだ。また各階層でのイベントの後には、次に行くマスを選ぶ。スクリーンショットでは敵マスや強敵マス以外に、何かが発生するストーリーマスなども確認できる。ストーリーも追いながらダンジョン内を進み、より強いデッキを組み上げていくのだろう。


本作を手がけているExertionGameは、国内の同人ゲーム製作サークルである。サークル公式サイトによれば、同サークルは2018年3月に設立。過去作としては、『締め切りダッシュ』『一分逆算』『エクスプローラー』といった作品をコミックマーケットなどで頒布してきた.。

本作では、同サークルでプログラムやイラストを担当するいとこん氏を中心に開発が進められているようだ。また本作では、2022年12月開催のコミックマーケット101にて早期アクセス版が初頒布。以降コミックマーケットや名古屋コミティアなどで早期アクセス版が頒布されてきた。いとこん氏のX(旧Twitter)などでは、以前よりSteamでリリース予定とされており、今回Steamのストアページが公開されたわけだ。


『ダンジョンアーティファクト』Steam版は、2024年3月リリース予定だ。またサークルExertionGameは、コミックマーケット103へ12月31日に参加予定となっており、本作のダウンロードキーも頒布予定となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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