『原神』Ver.4.3では、秘境の開始位置が「挑戦開始地点の近く」へ変更。長い階段にさようなら

 

HoYoverseは12月6日、『原神』の最新情報を公開した。公式サイト内などで公開された開発チームQ&Aによると、Ver.4.3では聖遺物関連の機能が改善。秘境周回時の開始位置変更などもおこなわれ、日々のゲームプレイがより遊びやすくなるようだ。


『原神』は、HoYoverseブランドより展開中のオープンワールドアクションRPGだ。本作の舞台は、7つの国や元素が存在するテイワット。主人公は、あるきっかけからテイワットを訪れた旅人だ。旅人は、生き別れの兄/妹を探して旅へ出発。相棒のパイモンと共に、テイワット各地での冒険を繰り広げている。プレイヤーは、最大4人のキャラクターを編成して、フィールド上の探索やバトルなどを実施。キャラクターには、レベル/武器/聖遺物/天賦(スキル)といった育成要素が用意されており、周回によって素材や聖遺物などを獲得していく。


公開された開発チームQ&Aによると、Ver.4.3ではキャラクターの育成関連の仕組みに手が加えられ、遊びやすくなるようだ。まずキャラクター育成画面では、クイック選択機能が追加され、キャラクターのレベル上限までに必要な経験値素材を一括で選択してくれるという。これまで『原神』では、キャラクターのレベルを上昇させる際、プレイヤーが経験値素材の使用数を手動で設定していた。クイック選択によって、自動かつ僅かな操作でレベルを現時点の上限まで上昇させられるわけだ。あわせて、育成画面の変更や育成関連の演出エフェクトのスピードアップも実施されているという。

武器強化画面では、1回の強化で消費できるアイテムが20個から40個へ増加。聖遺物強化画面では、1回の強化で消費できるアイテムが6個から15個へ増加する。低レアリティの素材が消費しやすくなるほか、素材を使って一気に強化できる幅が広がるわけだ。聖遺物の強化に関連しては「段階的選択」機能により、Lv4/8/12/16へ到達する際に、素材を必要以上に投入しないことも可能。星5聖遺物を強化素材とするか、オプション画面内のその他に設定項目が追加されるようだ。

聖遺物関連では、バッグ画面での自動ロック/クイック解除機能も追加。聖遺物のフィルター機能も大幅に更新されており、ついにメインステータスや追加ステータスから聖遺物を絞り込めるようになるようだ。最近のアクティブユーザーを対象とした、キャラクター聖遺物セットのおすすめ情報機能も追加されるという。そのほか、聖遺物廻聖の一括投入機能も導入予定とされている。

 


強化関連では秘境の周回についても、遊びやすく改善される。Ver.4.3では、秘境内でのキャラクターの出現位置が変更。秘境への突入時や秘境の報酬獲得後に挑戦を続けた際、キャラクターは秘境挑戦開始地点により近い場所に出現するようになるという。Ver.4.2現在の『原神』ではいずれの秘境においても、プレイヤーは秘境への突入時に入り口から出現。入り口から挑戦開始位置まで、それなりの距離を移動しなければならない。Ver.4.3ではキャラクターの出現位置が挑戦開始地点に近くなることで、挑戦を始めるまでの長い距離を移動する必要がなくなるわけだ。

またVer.4.3では、魔神任務「淵底に響くレクイエム」において、前提世界任務をプレイしていなくとも魔神任務が進行できるように変更。探索派遣/食材加工/鍛造の報酬一括受け取り機能も追加される。デバイスに製作キャラクターの記録がない場合、各製作画面で自動的にバフ効果をもったキャラクターが選択されるほか、マップ上からボスの復活までの所要時間も確認可能になるようだ。


原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに、基本プレイ無料で配信中だ。