溶けたくない雪だるまの旅物語『スノーマン・ストーリー』Steam版発表。『メグとばけもの』開発元が贈る高評価作品、新要素入りでPCに登場

 

Odencat株式会社は12月2日、PC版『スノーマン・ストーリー』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、12月15日発売予定。価格は税込600円で、発売から1週間は20%オフとなる税込480円で販売予定だ。

『スノーマン・ストーリー』は、2019年にリリースされた同名モバイル向け作品のPC(Steam)向け移植版となる。本作の主人公は、雪だるまのクリス。クリスはある時、カラスによって「春が来たらお前は溶けてしまう」と死の宣告を受ける。クリスは迫る春から逃れるため、北にあるという「楽園」を目指して旅に出るのだ。

クリスの進む先々では、滑る床のパズルが行く手を阻む。そうしたパズルをクリアし物語を進行させるのが軸となっており、物語に集中したい人向けのヒント機能もサポートされている。また、旅のなかではさまざまな動物たちと出会い、あるいは道半ばで力尽きたほかの雪だるまたちの名残から、そうした雪だるまたちの「人生」を覗き見ることができる。なお、本作オリジナル版はGoogle Indie Games Festival 2020にてトップ10受賞した高評価作品だ。


今回発表されたSteam版では、オリジナル版の魅力を保ったまま、さまざまな新機能が追加されるという。まず、モバイル向けからPC向けに展開するにあたり、横画面表示とコントローラー操作に完全対応する。PC環境に最適化された操作によって、より広く詳細に描かれたゲーム画面で本作を楽しめるという。そして、全キャラクターに「ボイス効果音」が追加されるという、効果音によって各キャラクターの独特の声が表現されるのだろう。

本作を手がけるOdencatは、アドベンチャーゲーム『くまのレストラン』やRPG『メグとばけもの』などを手がけた国内デベロッパー。同スタジオはモバイル向け作品を中心に手がけていたが、近年PC/コンソール向け展開に熱心。前作『メグとばけもの』はOdencat初の発売時からコンソール/PC向け展開された作品となり、Steamでは本稿執筆時点で699件のユーザーレビューを集め、うち98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。『スノーマン・ストーリー』も、同スタジオの高評価過去作をPC向けに届ける展開となる。

『スノーマン・ストーリー』PC(Steam)版は、12月15日発売予定。価格は税込600円で、発売から1週間は20%オフとなる税込480円で販売予定だ。