Steam無料蒸気機関動かし実験ゲーム『Steam Engine Simulator』“発電”できる DLC配信へ。都市に電力を供給し発展を目指す
デベロッパーのEktorom Softwareは12月1日、『Steam Engine Simulator』の新DLC「Steam Engine Simulator – Power Generation」を正式発表した。本作はPC(Steam)向けに無料で配信中。
『Steam Engine Simulator』は、小型の蒸気機関シミュレーターだ。機関内に水を入れ、火力を調整。発生させた蒸気によってピストンを動かしつつ、ブレーキとスロットルを調整することで蒸気機関を動作させることができる。最初は手探りの状態でのスタートとなるが、丁寧なヒント機能も完備されている。操作がわからない場合や、うまく動かない場合はそれに従えば蒸気機関を動作させやすいだろう。
そんな本作に向けて新しくDLCが登場する。その名も「Steam Engine Simulator – Power Generation」。本作公式Discordサーバーでの発表によれば、価格は1ドルから5ドル(約150円~750円)の間になる見込みとのこと。蒸気機関のつくり自体は変わらないものの、このDLCの導入によってエンジンの先には発電機が付属。蒸気機関によって発電をおこない、都市に電力を供給することとなる。
さらに発電し続けることによって都市が発展し、人口が増えていくようだ。人口が増加すれば都市の規模も大きくなり、より電力の需要は高まっていくと思われる。要求量は画面の左下に「Demand」として数値が表示されているほか、その日における24時間の電力需要量予想が「24h Forecast」としてグラフ化されている。蒸気機関内の水の状態や都市の電力需要などを確認しつつ、適切に電力を供給し続けることが大事になるだろう。
本作は6月8日にリリースされて以来人気を博しており、本稿執筆時点では、Steamユーザーレビューにおいて、3871件中98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。シンプルでわかりやすく、かつシミュレーションとして奥深いゲームプレイが好評となっている。ほかにも蒸気機関を動かした際のサウンドが心地いいとする声もあった。
本作を手がけるEktorom Softwareは、カナダ・トロントのデベロッパー。リアルタイムの物理演算を得意としているようで、本作のほかにも内燃機関シミュレーター「Engine Sim」を手がけている。本作の好評は同スタジオの持ち味であるリアルな物理演算が評価されたかたちだろう。
『Steam Engine Simulator』はPC(Steam)にて無料配信中、Steam Engine Simulator – Power Generationは12月リリース予定だ。