『鉄拳8』PC版は100GB超えに。高解像度モデリングによる3D格闘ゲーム新作は容量もビッグ

 

バンダイナムコエンターテインメントは『鉄拳8』のSteamストアページを更新し、本作の最低/推奨システム要件を公開した。その中で、必要なストレージ容量が100GBと大きい点が注目されている。


『鉄拳8』は対戦3D格闘ゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S。本作の舞台は前作『鉄拳7』より半年後の世界。三島一八は作中に登場する架空の企業G社の代表として世界掌握を進める。彼の息子である風間仁は、G社の侵攻を阻止し、そして自らに流れるデビルの血の因縁に決着をつけるため、一八との決着をつけようとする。それは再び世界を巻き込んだ闘争へ発展していくこととなる。

本作は新システムとして「ヒートシステム」が導入されている。ヒート状態に入ることで、全攻撃がガードしていても削りダメージを与えるようになる。またヒート状態中はヒートスマッシュやヒートダッシュという専用技を使用可能。それぞれ大ダメージを与えることができたり、コンボや有利状況を作りつつ接近できたりなど、アグレッシブに攻めるチャンスとなる。

Image Credit: tekkenchannel on YouTube

そんな『鉄拳8』のSteamストアページにて公開されたシステム要件が注目を集めている。Steamストアページにて公開された最低/推奨システム要件では、最低でもストレージ容量が100GB必要とされている。同ジャンルとなる対戦格闘ゲームの最低要件と比較すると『ストリートファイター6』のストレージ容量が60GB、『THE KING OF FIGHTERS XV』が65GBとなっている。前作『鉄拳7』も最小要件は60GBとなっており、要求されるストレージ容量が従来の対戦格闘ゲームよりも大きいことがわかるだろう。ちなみに9月に海外向けに発売された『Mortal Kombat 1』もSteamストアページでの必要ストレージ容量記載は100GB以上とされている。新世代機向けの対戦格闘ゲームは大容量化している傾向も垣間見える。

本作はキャラクタービジュアルを一新し、高解像度でモデリングしているという。鉄拳公式YouTubeチャンネルで公開されている各種ゲームプレイトレイラーでは、髪の毛が細かく描写されていたり、衣装の質感がリアルであったりすることが確認できる。

また前作では、PC/コンソール版のリリース時点のプレイアブルキャラクターは36人となっていた(予約特典のエリザを含めると37人)。本作では初期キャラクターが32人と前作に比べ減少したものの、必要ストレージ容量は増加したかたちだ。キャラなどの解像度の向上によってデータ量が大きく増加したと見られる。

さらに3D格闘ゲームの本作では、キャラがステージを手前と奥に移動可能。そのためステージは360度にわたって描画される。ほかにもステージによっては、壁などを破壊して別の場所に移動するギミックもある。そういった要素が積み重なって、必要ストレージ容量が100GB以上の大台に乗ることになったのだろう。


なお『鉄拳8』では「Year 1 Pass」として、発売から1年かけて4人のプレイアブルキャラクターが追加される。前作でもシーズンパスとしてキャラクターやステージ、コスチュームなどの追加が複数回おこなわれた。ダウンロードコンテンツ発売に際しては、現時点で公開されている要件以上の容量が必要になるかもしれない。

鉄拳8』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2024年1月26日発売予定だ。