地獄会社運営RPG『ゴーヘルゴー つきおとしてこ』3月28日発売へ。元アリスソフトのクリエイターが贈る、金儲けとバトルの世知辛い日々
エンターグラムは11月22日、『ゴーヘルゴー つきおとしてこ』を3月28日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch/PC。発表にあわせて、公式サイトも更新されている。
『ゴーヘルゴー つきおとしてこ』は、地獄の請負業者となって清掃業務や地獄送りで収入を得る、つきおとしてくRPGである。本作の舞台は地獄。主人公の8246(ヤツシロ)は、庁の仕事で生計を立てる請負業者だ。本作の序盤、8246は亡者を導く仕事で糊口をしのいでいた。そんなある日、8246は死んで地獄におちてきた少女・灯と遭遇。彼女との出会いをきっかけに、困窮する日々を打開する奇策へと出る。しかし、それが争いや混沌、果ては地獄の根幹に触れる事態へ発展していく。
キャラクターとしては、地獄におちてきたばかりの灯や、庁総務課のエリートで腐れ縁の一ノ瀬、地獄でも異彩を放つ装いの地獄公使、無差別に住人を襲う厄災きりくなどが登場。困窮する日々を抜け出そうとする中で、地獄での争いや根幹が描かれていくのだろう。
主人公の8246は、請負業者として清掃作業や地獄送りをおこない、会社を成長させていく。まず清掃作業では、地獄の清掃業者として、従業員を率いてゴミ掃除バトルををおこなう。バトルシステムの詳細については不明ながら、画面上には8246たちの姿に加えて、敵らしき亡霊や多頭の犬の姿などが映されている。8246たちは清掃業者として金棒やバーナーを携え、地獄の工事現場や旧市街地などにいる邪魔な存在を掃除していくのだろう。清掃業務では、ゴミの中から亡者が見つかることもあるそうだ。
続いて地獄送りでは、亡者の質やニーズに応じて、収入を得られるようだ。本作では各亡者に、魅/体/心のステータスや特徴が設定されている。地獄送りで亡者を火盆や針山などに派遣すると、亡者の能力によって金銭が獲得できるのだろう。要素としてはショップでは稼いだお金を使って道具や消耗品が獲得可能できる。また清掃業務や地獄送りを繰り返し、会社を運営していくと従業員が増加。従業員と絆が深まると、さまざまな出来事が発生するそうだ。そのほか公式サイトを見る限りでは、本作には多数のCGも用意されているようだ。
本作では、プロデューサー/ゲームデザインをいってんちろく氏が担当している。同氏は、国内の美少女ゲームブランド「アリスソフト」に2021年6月頃まで所属していたクリエイター。同社にて『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』や『ランス03 リーザス陥落』などに携わってきた。
また原画・キャラクターデザインは、フリーのイラストレーターであるてつぶた氏が担当。メインシナリオは、いってんちろく氏と同じく元アリスソフト所属のもみあげルパンR氏。ユニークシナリオは、『MECHANICA――うさぎと水星のバラッド』などを手がけてきたライター逢縁奇演氏が務めている。元アリスソフトのクリエイターなど、経験のある制作陣によって開発が進められているわけだ。
『ゴーヘルゴー つきおとしてこ』は、PS4/Nintendo Switch/PC向けに3月28日発売予定だ。PS4/Nintendo Switch向けには、通常版が税込8778円。PC向けには初回版が税込1万978円、アートワークスとサウンドトラックが付属する。またコンソール/PCの完全生産限定版は税込1万9800円で、初回版の特典に加えてシステムボイスCDなども付属している。公式サイト上では店舗特典も公開されているほか、ダウンロード版も準備中とされている。