スパイク・チュンソフトは11月21日、『超探偵事件簿 レインコード』にてパッチ1.4.0を配信開始した。パッチ1.4.0では推理デスマッチ時のロード時間改善などが実施。多くのユーザーから不満点として挙げられていたロードの長さに手が加えられたようだ。
『超探偵事件簿 レインコード』は、『ダンガンロンパ』シリーズの制作陣が手がける、ダークファンタジー推理アクションゲームである。本作の舞台は、奇妙な雨が降り続く街カナイ区。同区では、超巨大企業アマテラス社の支配下におかれる中、未解決事件が多発していた。本作ではそんな街へ、世界探偵機構の超探偵たちが集結。記憶喪失の主人公ユーマ・ココヘッドと、契約によりユーマに取り憑く死に神ちゃんは、カナイ区最大の秘密へと挑むことになる。
ユーマと死に神ちゃんは、事件を調査するため街を探索。それぞれ探偵特殊能力をもつ超探偵たちの能力も借りながら、証拠や証言を集めていく。また本作では調査が進むと、真実へとつながるという「謎迷宮」が出現。ユーマと死に神ちゃんは、謎が具現化した謎迷宮内で事件と対峙する。謎迷宮内の要素としては、推理デスマッチでは事件解明を阻む謎怪人と直接対決する。プレイヤーは謎怪人の発言を避けつつ、矛盾する発言を手がかりで斬り伏せていく。ちょっとしたアクションを交えつつ、事件と対峙するのだ。制作陣としてはシナリオを小高和剛氏、デザインを小松崎類氏が担当するなど、『ダンガンロンパ』シリーズの制作陣が再集結。雨の降り続く奇妙な街の謎へ挑む、超探偵たちの戦いが描かれている。
本作は、2023年6月30日にNintendo Switch向けとして発売された作品だ。発売後の評価としては、レビュー集積サイトMetacriticでは海外メディアによる評価を集めたメタスコアで77、ユーザースコアで8.4を獲得。X(旧Twitter)上などを見る限り、国内のプレイヤーからもゲーム内容については一定の評価を得ているようだ。一方で、本作では多数のプレイヤーからロード時間の長さが指摘されていた。特に「推理デスマッチ」時のロード時間は長く、ゲーム全体のテンポにも影響をおよぼしていた。
そんな本作においては、11月21日にパッチ1.4.0が配信。スパイク・チュンソフトの発表によると、同パッチで推理デスマッチ時のロード時間が改善されたそうだ。パッチによって、多くのユーザーから指摘されていたロード時間の長さが軽減されたわけである。またパッチの配信にあわせて、小高氏も自身のX(旧Twitter)上でコメント。「推理デスマッチのロードが大きく改善されて、めちゃテンポが良くなりました!!快適な謎迷宮が楽しめますよ!」とアピールしている。ロード時間の長さを理由にプレイを見送っていた人には、遊び時が訪れたかもしれない。なおパッチ1.4.0の更新内容としては、一部会話におけるパートボイスの追加と、軽微な不具合修正も実施されている。
『超探偵事件簿 レインコード』は、Nintendo Switch向けに通常価格税込6980円で発売中。推理デスマッチのロード時間改善を含むパッチ1.4.0はすでに配信中だ。