海外掲示板Redditにて、「『Starfield』で見つけた珍しい発見」を報告するスレッドが注目を集めている。膨大なコンテンツが用意された本作では、人々が見逃しやすい要素も一部あるようだ。なお本稿には本作のイベントなどに関するネタバレが含まれるため、留意されたい。
『Starfield』は、『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズの開発で知られるBethesda Game Studiosが手がけるRPGだ。本作では人類が太陽系外に進出している2330年の世界を舞台に、プレイヤーは希少なアーティファクトを求める宇宙探検家集団コンステレーションの一員として、広大な宇宙の星々を冒険することになる。本作には100以上の星系に1000以上の星が存在し、プレイヤーはほぼすべての星について探索可能。また星や宇宙空間ではランダムイベントも存在し、多種多様な体験が待ち受けている。
今回、海外掲示板Reddit上の本作コミュニティr/Starfieldにおける、とあるスレッドに注目が集まっている。「『Starfield』で見つけたもっとも珍しいものは何?」とユーザーたちに尋ねるスレッドだ。冒険の中で遭遇した珍しい体験や、見つけにくいイベントなどがさまざま寄せられ、本稿執筆時点で330件のコメントが集まっている。
まずスレッド投稿者が紹介したのは映画「エイリアン」のような体験ができるという無人の宇宙船だ。シュレーディンガー星系の惑星シュレーディンガーIIIの軌道上にある宇宙船「コランダー」のことだろう。クエストなどとの繋がりはないと見られ、同惑星の軌道上を訪れた際に偶然発見するプレイヤーは多そうだ。宇宙船はこちらの交信に応答せず、乗り込むと乗組員の死体がプレイヤーをお出迎え。不気味でホラー仕立ての探索スポットとなっている。
またあるユーザーはニューアトランティスの地下区域であるウェルにおけるとあるミニイベントを紹介。同区域には鍵のかかった部屋があり、開けると町を大混乱に陥れる存在が解き放たれるという。ウェルには序盤から訪れることができるものの、建造物が乱雑に作られた入り組んだ構造をしている。またこの場所はレバーでドアを開かないと入れない路地にあり、漏電問題を調査するクエスト「グリッドの利用」にて近くを訪れないと気付きにくそうだ。また部屋はクエストに直接関係せず、ほかのクエストとの繋がりもない。プレイヤーが好奇心から探索しないと発見できない要素であり、スレッド内には存在を知らなかったという反応も寄せられている。
なお本作の星に点在するロケーションの一部はランダムに配置されている。上記ユーザーはランダム配置されるロケーションとして“自由すぎる”自由恒星同盟の駐屯地を発見したと報告。酒が密造されていたり、基地の警報音がパーティ音楽に変えられていたりと駐屯基地にしては勝手気ままな運営がおこなわれていたようだ。結果としてこちらの基地は襲撃を受けたようで、放棄された状態で登場する。
さらにスレッド内では“読書家”のユーザーが「Book(本)」という名の希少な本を見つけたとの報告も。同ユーザーは目に付いたすべての本を読んできたそうだが、Bookという名の本は一冊しか見つけられなかったという。内容としては「abc」「123」といった文字の羅列に過ぎなかったとのこと。銀河を股にかけて本を収集する好き者に向けたレアアイテムかもしれない。もしくはうっかり、あるいはわざと残されたテスト用の本の可能性もあるだろう。
ユーザーにより、本作におけるさまざまな珍発見報告が寄せられている今回のスレッド。本稿で紹介したほかにも、奇妙なアイテムの入手報告などが集まっている。また上述の「コランダー」のほかにも、「ペイル・レディ号」なるホラー系の宇宙船イベントの発見報告も見られる。興味のある人はスレッドを覗いてみるといいだろう。
なおスレッド内の報告にはスクリーンショットなどが添付されておらず、一部再現性が不確かな情報も含まれる点は留意されたい(本稿内で紹介した報告は弊誌で検証済み)。ランダムイベント・ランダム配置ロケーションなども含まれており、気長に銀河の旅路を続けないと出会えない要素もありそうだ。いずれにせよユーザーらが宇宙の旅で発見したという報告で賑わっている点は興味深く、本作がプレイヤーごとに異なる体験をもたらしていることがうかがえる。
『Starfield(スターフィールド)』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中だ。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。