ブシロードゲームズは11月17日、『マクロス -Shooting Insight-』を3月14日に発売延期すると発表した。同作はもともと1月25日の発売が予定されており、約1か月半の延期となる。
『マクロス -Shooting Insight-』は、SFアニメ「マクロス」シリーズをもとにしたシューティングゲームだ。本作では、突如同時多発した超時空間フォールドに巻き込まれたバトル7を舞台とし、パイロットや歌姫に総勢45人のキャラクターが登場。「マクロス」の歴代の歌姫たちが何者かに捕らわれてしまったことで、マクシミリアン・ジーナス艦長の指揮のもと、歴代パイロットたちがバルキリーに搭乗し救出に向かう。
本作は“新感覚スクロールシューティングゲーム”と標榜されている。ステージのエリアごとに縦スクロールシューティング・横スクロールシューティング・360度シューティングとプレイスタイルが変化することが特徴になるそうだ。自機のバルキリーも、それぞれファイター・バトロイド・ガウォークへと形態を変化させる。また、ステージでは敵の撃墜や妨害レーダーの破壊によって歌姫と通信が繋がり、歌の力によって戦局が有利になる効果「Sync on(シンクオン)」が発動。「マクロス」シリーズ各作品の楽曲が収録されるとのことだ。
本作の開発はカミナリゲームスが担当している。Nintendo Switch版『雷電V DIRECTOR’S CUT』や『Caladrius BLAZE』、また『小林さんちのメイドラゴン 炸裂!!ちょろゴン☆ブレス』などを手がけた実績をもつ。
本作は当初は2023年内発売とされていたものの、2024年1月25日に発売予定が変更。そして今回、3月14日に発売延期となることが発表された。約1か月半の延期となる。延期の理由はさらなるクオリティアップのためとのこと。
本作は株式会社ブシロードのゲームレーベル「ブシロードゲームズ」の第2弾となる予定だったタイトルだ。第1弾としては10月12日に『リアセカイ』が発売されており、ストーリーやゲームバランスなどの品質に不評が寄せられている(関連記事)。それに続く作品として打ち出されるはずであった『マクロス -Shooting Insight-』は、人気IPをもとにする作品。注目度の高さもあり、十分な開発期間を設けてレーベルの評判を回復できるようなクオリティまで仕上げる方針があるのかもしれない。
なお『マクロス -Shooting Insight-』の発売延期により、本稿執筆時点では2月29日に発売予定の『ゴブリンスレイヤー -ANOTHER ADVENTURER- NIGHTMARE FEAST』がブシロードゲームズの第2弾として打ち出される格好になる。こちらは小説・TVアニメ「ゴブリンスレイヤー」を題材としたタクティクスRPG。開発はメビウスおよびアポロソフトが担当している。
『マクロス -Shooting Insight-』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/PS5向けに2024年3月14日に発売予定だ。