高評価恐竜アクションゲーム続編『Dino Run 2』正式発表。対戦などのモードも豊富な、お手軽恐竜疾走ゲーム

デベロッパーのPixeljamは11月16日、『Dino Run 2』のSteamストアページを公開、本作を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信日は未定だ。

デベロッパーのPixeljamは11月16日、『Dino Run 2』のSteamストアページを公開、本作を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信日は未定だ。

『Dino Run 2』は、恐竜がメインキャラクターの横スクロールアクションゲームだ。本作は、2008年に配信されたFlashゲーム『Dino Run』から続くシリーズ最新作。ピクセルアートやチップチューンといった、8-bit風なデザインが本作の特徴の一つとなっている。

本作でプレイヤーの目的となるのは、恐竜をひたすら走らせ、背後から迫る火砕流に呑まれないようステージを駆け抜けることだ。基本操作は非常にシンプルで、左右の移動と加速、ジャンプと屈みの5種類。一方、道中には踏むと折れてしまう樹木や大きなくぼみ、転がってくる岩石など行く手を阻むギミックが多数登場する。また、恐竜を成長(強化)させるには骨や卵などのアイテムや、小型の恐竜の捕食も必要となる。スピードを落とさずに的確にアイテムを拾っていくシンプルなラン&ジャンプゲームといえるだろう。


本作では、前作『Dino Run』で登場したラプター(ヴェロキラプトル)のほか、新たにステゴサウルスや始祖鳥などがプレイアブルキャラクターとして登場予定。ステゴサウルスはコロコロと転がり、始祖鳥は飛行するなど、それぞれ違った移動方法をもっているようだ。このほか、PvPモードにはほかのラプターの洞窟から卵を持ち去ってスコアを競うモードが追加され、プレイヤーが自由にステージを作成できるサンドボックスモードも登場するとのこと。通常のゲームモード(ラン&ジャンプ)とは違った、新しい遊びが楽しめそうだ。

なお、本作はSteamにて早期アクセスとして配信開始予定で、正式リリースまでに1~2年の開発期間が予定されている。正式リリースまでの間にプレイアブルキャラクターを6~8種へと増やし、ゲームに登場する時代背景としてジュラ期や旧石器時代を追加予定。正式リリースの前後で販売価格は変更される見込みとのこと。


本作を手がけるのは、アメリカのノース・カロライナ州を拠点とするインディーデベロッパー/パブリッシャーのPixeljamだ。同デベロッパーは2005年に設立され、初作品としてブラウザゲーム『Gamma Bros』を発表。同作で、2007年のIndependent Games FestivalにてBest Web Browser Gameを受賞している。ブラウザゲーム版『Dino Run』からコンテンツを増量した『Dino Run DX』においても、879件のSteamユーザーレビューを獲得。そのうち95%の好評により「圧倒的に好評」のステータスを獲得している。

ちなみに、本作の開発計画は2013年から始まっている。これまでにKickstarterで2回のクラウドファンディングを実施しており、2013年にはプレッジ額8万3476ドルを集めたものの、目標額の17万5000ドルに届かず中止。再度実施した2018年には、目標額を2万ドルへと大きく引き下げての資金調達に成功した。その後は、クリエイター支援サイトPatreonを通して開発支援を募り、現在までに集まった開発資金は6万1273ドルとのこと。そして今回、ついにストアページを公開しての正式お披露目に至ったかたち。現在も支援は受付中で、5ドル以上の支援者には返礼品として本作アルファ版へのアクセス権および『Dino Run DX』のSteamキーなどが送られるそうだ。詳細が気になった方は、本作公式サイトを参照されたい。

『Dino Run 2』は、PC(Steam)向けに現在開発中だ。

Toru Ishikawa
Toru Ishikawa

雑食ゲーマー、好きな言葉は「Random loot」と「Permadeath」です。

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