ドット絵都市伝説ミステリー『都市伝説解体センター』Nintendo Switch版発表。世間に蔓延る不気味な噂を調査・解体、怪異や異界の真相に迫る

 

集英社ゲームズは11月15日、『都市伝説解体センター』Nintendo Switch版を発表した。同作はNintendo Switch/PC(Steam)向けに2024年リリース予定。日本語や英語に加えて、韓国語や簡体字への対応も発表されている。

2023年7月公開の1stPV

『都市伝説解体センター』は、怪異・呪物・異界など都市伝説絡みの依頼を解決していく、連続ドラマ形式のミステリーアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、都市伝説の調査・解体をおこなう民営の専門機関、都市伝説解体センターが存在する世界。同センター長である廻屋渉は国内屈指の霊能力者であり、霊視によって怪異の正体を見抜けるのだという。

主人公の福来あざみは、メガネを通して人間の念や場所の記憶などが視える能力者だ。本作で彼女は、都市伝説解体センターの新人バイトとして、センター長の廻屋渉とともに依頼を解決。調査を進めていくうちに、怪異に巻き込まれるという。都市伝説をテーマにした、推理ミステリーのようなシナリオが描かれる。

 


都市伝説解体センターでは、巷やSNS上にあふれる都市伝説について、さまざまなアプローチで調査をおこなっている。主人公の福来あざみは、新人バイトとして現場での調査などを担当。現地での聞き込みや状況証拠の確認、SNS上の書き込みチェックなどによって、都市伝説の真相や怪異事件に巻き込まれた依頼者たちの過去を明かしていくという。そして解体の先には、予測不能な真実も待ち受けているようだ。

本作ではインターネット上に飛び交う都市伝説がテーマとなっており、作中にはベッドの下の男といった多数の都市伝説が登場するという。また本作ではドット絵によって作中の情景を表現。都市伝説との対峙が、サイケデリックなピクセルアートで紡がれる点も特徴だろう。


本作を手がけているのは、国内のインディーゲーム制作チーム墓場文庫(Hakababunko)だ。過去作としては、ライト推理ADV『和階堂真の事件簿』シリーズを2020年9月より展開してきた。同シリーズでは、シリーズ3作品をまとめて新規エピソードを加えた『和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE』が2023年10月に発売。Steamのユーザーレビューでは33件中84%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。Steamのユーザーレビューでは、1話約1時間でプレイできる手軽さや、レトロ風ながら巧みなドット絵の表現などが評価されているようだ。

本作『都市伝説解体センター』は、『和階堂真の事件簿』シリーズに続く墓場文庫の新作として、2022年に発表された作品だ。これまではPC(Steam)などに対応予定とされてきたが、今回新たにNintendo Switchへの対応も発表されたかたち。発売日を含め、今後の続報にも注目したい。

都市伝説解体センター』は、Nintendo Swithc/PC(Steam)向けに2024年リリース予定だ。