文明勃興クリッカー『Microcivilization』Steamにて好評な滑り出し。国難を乗り越えて国を栄えさせる、時間泥棒戦略ゲーム

開発者のOndrej Homola氏は11月13日、戦略クリッカーゲーム『Microcivilization』の早期アクセス配信をPC(Steam)向けに開始した。本作にはさっそく高評価が寄せられている。

個人ゲーム開発者のOndrej Homola氏は11月13日、クリッカーゲーム『Microcivilization』の早期アクセス配信をPC(Steam)向けに開始した。本作にはさっそくじわじわと高評価が寄せられている。

『Microcivilization』はピクセルアートで繰り広げられるストラテジーゲームで、『クッキークリッカー』などのクリッカーゲームの系譜に属する。プレイヤーは迫りくるさまざまな困難に立ち向かいつつ、文明を発展させることが目的となる。

本作では、画面下部に表示されるボタンをクリックすることで生産が可能となる。生産により食料が増えたり、家屋が増えたりすることで人口が増加する。人口が増加すると「WORKER UNIT」を獲得でき、クリックせずとも資源が自動で生産されるようになる。また生産をおこなうとテクノロジーツリーを進化させられる。ツリーでは生産量にボーナスが入ったり、新しいユニットや能力などを解放して軍事力を強化したりなど、国力を増大させることが可能だ。


そうして文明や国を発展させていくうちにさまざまな困難が降りかかる。ときには戦争や自然災害、疫病などが発生してしまう。その結果飢饉に見舞われたり、人口の大幅な減少が起こったりすることもある。

しかしそれらの危機を乗り越えるたびに「Hero」というインベントリアイテムが手に入る。Heroには多くの種類があり、クリックごとの生産量が増えたり、武力などが向上する常時発動効果があったりと国力の強化に役立つ。予期されるリスクに対して、迅速に対処する効率や戦略が大事になってくるだろう。


本作は、本稿執筆時点のSteamストアレビューにて約80件中98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。放置が主体となるクリッカーゲームでありつつも、国を興隆させるための方策を考えたりと遊びごたえのあるシステムなどが高く評価。長時間没頭している、中毒性が高いといった報告も散見される。またドット絵によるアートスタイルも好評のようだ。

なお開発元によると、本作は約8か月から14か月の早期アクセス期間を経て正式リリースされる予定だという。ゲームプレイの芯となる要素はすでに実装済みで、正式リリースに向けてプレイヤーからのフィードバックを参考にコンテンツの拡充とバランスの調整をおこなっていくそうだ。また正式リリース時には、新たな敵および危機やマップの拡張、外交と戦争ができる外国の文明などが実装される予定だ。

『Microcivilization』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。また11月21日までリリース記念セールとして、定価2000円の10%オフとなる1800円で購入可能だ(いずれも税込)。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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