『崩壊:スターレイル』Ver.1.5では「追加攻撃」「持続ダメージデバフ」強化系の遺物が実装へ。景元やカフカらの新たなビルド選択肢になるか

 

HoYoverseは11月12日、『崩壊:スターレイル』Ver.1.5「迷離幻夜譚」で追加される新遺物の性能を公開した。新侵蝕トンネルでは追加攻撃と持続ダメージデバフ用のトンネル遺物、「模擬宇宙・第八世界」では汎用性の高い次元界オーナメントが手に入るようだ。そのほか、Ver.1.6以降のシステム改善情報なども公開されている。


『崩壊:スターレイル』は、HoYoverseブランドから展開されているスペースファンタジーRPGである。本作の舞台は、災厄をもたらすという星核や星神などが存在する宇宙。主人公は、謎の組織「星核ハンター」により星核を埋め込まれた、記憶喪失の人物だ。主人公は、宇宙ステーション・ヘルタでの騒動中に星穹列車のナナシビトたちと出会い、彼らと共に冒険へ出発。星穹列車に乗って星々を巡る、開拓の旅が繰り広げられている。

本作のバトルはタイムライン式のコマンドバトルとなっており、プレイヤーは最大4人のキャラクターをパーティーに編成して敵と戦う。キャラクターには、ランダムなオプションの付いたトンネル遺物/次元界オーナメントや「光円錐」、スキルといった強化要素も用意されている。また要素としては、いわゆるガチャ相当の跳躍や、ローグライク風の「模擬宇宙」といったコンテンツも特徴だろう。


Ver.1.5「迷離幻夜譚」では新侵蝕トンネルおよび「模擬宇宙・第八世界」の追加にあわせて、トンネル遺物/次元界オーナメントも追加される。名称などは明かされていたが、公式から詳細な性能が明かされたわけである。公開された性能は以下のとおりだ。

・新トンネル遺物

■「灰燼を燃やし尽くす大公」

2セット効果:追加攻撃の与ダメージ+20%。

4セット効果:装備キャラが追加攻撃を行った時、追加攻撃のヒット数に応じて、ダメージを与えるたびに装備者の攻撃力+6%、最大8回まで累積でき、3ターン継続。この効果は、装備キャラが次の追加攻撃を行った時に解除される。

■「深い牢獄の囚人」

2セット効果:攻撃力+12%。

4セット効果:敵に付与された持続ダメージ系デバフが1つにつき、装備キャラがその敵にダメージを与える時に防御力を6%無視する。持続ダメージ系デバフは最大で3つまでカウントされる。

・新次元界オーナメント

■「夢の地ピノコニー」

2セット効果:装備キャラのEP回復効率+5%。パーティ中の装備キャラと同じ属性の味方の与ダメージ+10%。

■「蒼穹戦線グラモス」

2セット効果:装備キャラの攻撃力+12%。装備キャラの速度が135/160以上の時、装備キャラの与ダメージ+12%/18%。


「灰燼を燃やし尽くす大公」については、2セット効果での追加攻撃与ダメージアップと、4セット効果での追加攻撃を条件としたバフをもっている。追加攻撃を主体としたキャラクター向けのトンネル遺物となるのだろう。本作の追加攻撃をもったキャラクターとしては、姫子/景元/トパーズ&カブ/ヘルタなどが挙げられる。そのうち炎属性のトパーズ&カブについては、現状あまり相性のいいトンネル遺物が存在しなかった。本遺物の2セット効果は無条件での追加攻撃のダメージ増加となっているなど、追加攻撃主体のキャラクターによって新たな遺物の選択肢となるかもしれない。

また深い牢獄の囚人は、持続ダメージ系デバフをもつキャラクター向けのトンネル遺物となるようだ。2セット効果は汎用的な攻撃力上昇効果であるが、4セット効果では敵に付与された持続ダメージ系デバフの数に応じて、6%の防御力無視効果が付与。カフカを中心に持続ダメージ系デバフを扱うキャラクターやパーティーでの採用が考えられそうだ。そのほか「夢の地ピノコニー」は同属性キャラクターのサポート用、「蒼穹戦線グラモス」は、速度を条件に与ダメージを伸ばす効果となっている。


11月11日には、「開発者ラジオ」で今後のコンテンツ追加やシステム改善情報などが明かされた。まずVer.1.6では新たなコンテンツとして、「虚構叙事」が登場する。虚構叙事は、敵が絶えず更新されていくステージで、ポイントを稼ぐコンテンツだ。要素としては、プレイヤーが選択するバフ効果も存在。バフ効果と編成の組み合わせによって、高得点獲得を目指すようだ。報酬としては、最高で毎期星玉720個が獲得可能とされている。4週間ごとに新たな虚構叙事が開放されるそうだ。

虚構叙事の登場により、「忘却の庭 – 混沌の記憶」の更新間隔も変更される。これまでは2週間ごとに更新されていたが、今後は4週間ごとに新たな混沌の記憶が登場。スケジュールとしては、Ver.1.6からは虚構叙事と混沌の記憶が、2週間ごとに交互で追加されていくそうだ。更新スケジュールの変更にあわせて、開放形式も変更。Ver.1.6以降、虚構叙事と混沌の記憶は登場から6週間プレイ可能になる。

また混沌の記憶では、クイッククリア機能の実装も予定されている。クイッククリア機能とは、プレイヤーが以前の混沌の記憶で星3を獲得した最高層数に応じて、それ以前のステージに挑戦せずとも、すばやく忘却の庭をクリアできる機能だ。

Ver.1.6アップデート後には、新たな混沌の記憶の解放後、以前星3を獲得した最高層(発表時点では最高で7層まで)に直接挑戦可能。その層で星3クリアを達成すると、それ以前のステージの報酬がすべて獲得できるという。混沌の記憶は全10ステージで構成されており、ステージごとに徐々に難易度が上昇していく。全報酬を獲得するためには、ステージ1から順にステージ10までクリアする必要があったが、最高で第6層までスキップ可能になることで、大幅に報酬が獲得しやすくなるわけだ。さらに混沌の記憶では、Ver.1.6でステージ11とステージ12の実装も予定されており、最高で毎期星玉720個が獲得可能になるそうだ。


開発者ラジオによるとVer.1.5では、ナナシの勲功の報酬が追加。Lv51からLv70までの報酬が追加されており、レベルアップごとに信用ポイント1万が獲得できるという。ナナシビトの褒章を開放している場合は、さらに遺物残骸20個がレベルごとに入手できるそうだ。またナナシの勲功では、今後も報酬の改善や調整が予定。具体的には、ナナシビトの褒章の「運命の行人の贈り物」(選択で任意の軌跡素材がもらえる報酬)が汎用的な軌跡素材へ差し替えられ、報酬獲得時にどの素材と交換するか悩む必要がなくなるという。

そのほか、ナナシの勲功ではクエストの内容も調整予定される。遺物強化ではクイック強化機能による3レベルごとのレベルアップや放棄遺物マーク、おすすめ遺物機能などが登場。巡星ビザのサポートキャラクター設置数拡張や、フレンド支援のピン留め機能なども実装予定になっているようだ

崩壊:スターレイル』は、PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信中。アップデートVer.1.5「迷離幻夜譚」は、11月15日に配信予定だ。