架空大正疾病ノベルゲーム『ヒラヒラヒヒル』11月17日発売へ。シナリオライター瀬戸口廉也氏の描く、死人が蘇る病との戦い

ANIPLEX.EXEは11月6日、『ヒラヒラヒヒル』を11月17日に発売すると発表した。『ヒラヒラヒヒル』は、架空の大正時代で死んだ人間が蘇る病と戦う人たちを描く、ノベルゲームである。

ANIPLEX.EXEは11月6日、『ヒラヒラヒヒル』を11月17日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/DMM GAMES/DLsite)で、通常価格は税込2970円。発売からの一定期間は、10%オフのローンチセールも予定されている。また発表にあわせて、PVも公開されている。


『ヒラヒラヒヒル』は、架空の大正時代で死んだ人間が蘇る病と戦う人たちを描く、ノベルゲームである。本作の舞台は、古来より死んだ人間の蘇り事例が多発してきた世界だ。「ひひる」「クサレ」などとも呼ばれる蘇った人間は、知性や認識力が衰えてコミュニケーションは困難になり、肉体も腐っていく。彼らはかつて崇められていたが、やがて「風爛症」と呼ばれ、医療の対象となっていた。

本作のメインキャラクターの1人である千種正光は、⾵爛症患者の治療に強い情熱をもつ青年医師である。千種正光は、国内における風爛症の権威である加鳥周平からの依頼により、⽇本各地で⾵爛症患者の調査を実施。またもう1人のメインキャラクターである学生・天間武雄は、あるきっかけから⾵爛症と強く関わることになる。2人の視点を通して、架空の大正時代で⾵爛症と戦う人たちの物語が描かれていく。

 


本作はノベルゲームとなっている。テキストやイラストを中心に、選択肢などを交えつつ物語を読み進めていくのだ。演出面では、本作は声優陣がキャラクターの音声を担当。Steamのストアページによると、フル音声に対応しているそうだ。

制作陣としては、企画・シナリオを瀬戸口廉也氏が担当している。同氏は、『CARNIVAL』『SWAN SONG』『キラ☆キラ』などのシナリオを手がけてきたシナリオライターだ。直近では2022年9月リリースの『BLACK SHEEP TOWN』にて脚本/監督などを担当している。同作のSteamユーザーレビューでは、80件中98%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。ユーザーレビューを見る限りでは、同作の美しい物語が高評価に繋がっているようだ。また本作では、体験版が各配信サイトで公開中。選択肢を交えつつ、本作の一部が体験できる。


ヒラヒラヒヒル』はPC(Steam/DMM GAMES/DLsite)向けに、11月17日に配信開始予定だ。通常価格は税込2970円。発売後には10%オフのセールが予定されており、Steamでは11月17日から11月23日まで、DMM GAMES/DLsiteでは11月28日までセール価格で購入できる。またANIPLEX.EXEである『ATRI-My Dear Moments-』『徒花異譚』 と本作の3本をセットにしたバンドル版も発売予定となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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