デベロッパーのJBA Software Developmentは11月6日、パレードフロート製作シミュレーションゲーム『Carnaval Simulator』を正式発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）で、2024年1月に早期アクセス配信開始予定。
『Carnaval Simulator』は、パレードフロートを製作できるシミュレーションゲームだ。パレードフロートとは、きらびやかな装飾が施された大きな台車のことで、カーニバルやテーマパークのショーなどで披露される。本作は、ニューオーリンズ・マルディグラやヴェネツィア・カーニバルなど、実在のカーニバルから影響を受けて制作されているとのこと。
本作にてプレイヤーは、台車の土台に装飾品を配置しながら、フロートをいちからデザイン可能。用意される装飾品は多種多様で、客車や船体のような大きな構造物、動物や食べ物の模型、家具などのほか、大きな人の人形もさまざまなタイプが存在する。配色のカスタマイズにも対応。人形の見た目がなんだか怖いが、この辺は上述したニューオーリンズ・マルディグラなどのフロートからの影響が反映されているのだろう。
こうした装飾品にはコストが設定され、シナリオモードでは、手持ちの資金をやりくりしながら作り上げることになる。詳細は不明ながら、資金提供してくれるスポンサーを得られるパークをアンロックできる要素も存在するようだ。なお本作には、資金に制限のないサンドボックスモードも収録される。
パレードフロートというと、電飾も重要な要素だろう。夜間のパレードにて映えるように、配置した各種装飾品に電球やLEDなどを取り付けていく。また、音楽を鳴らすためのアンプやスピーカーなども配置。発光パターンのカスタマイズや、音楽と同期した演出もおこなえる。楽曲は、プレイヤーが所有する音楽ファイルを使用可能。こうした機材は電力を消費し、指定の消費電力内に収めるように選択することが求められるようだ。また装飾品を含め、台車上での重量バランスを考慮して配置していく必要もある模様である。
そして完成したフロートは、トラクターなどで牽引してパレードに繰り出すこととなる。また、本作は最大8人でのオンラインマルチプレイにも対応し、各プレイヤーのフロートを持ち寄って一緒にパレードをすることも可能。パレードにはスコアを獲得できる要素があり、装飾の統一感などが評価ポイントとなるそうだ。また、経験値を貯めてレベルアップすると新たな装飾品などがアンロックされ、さらに高度なフロートを作成できるようになるとのこと。
早期アクセス配信開始時点では、いくつかのシングルプレイモードと、試験的なマルチプレイモードが実装予定。チュートリアルを含む短いシナリオモードステージや、装飾品のアンロック要素も用意された状態にあるとのこと。そしてさらに開発を進めるなかで、さらなる装飾品やパレードマップ、ゲームプレイ機能などの追加や、ゲームメカニクスの改善、Steamワークショップへの対応などをおこなう計画となっている。
『Carnaval Simulator』は、PC（Steam）向けに2024年1月に早期アクセス配信開始予定だ。
