国内RTAイベント『RTA in Japan Winter 2023』の採用ゲームリスト発表。目隠し『メトロイド ドレッド』や48コースを駆け抜ける『マリオカート8 デラックス』など88タイトル

一般社団法人RTA in Japanは11月5日、「RTA in Japan Winter 2023」の採用ゲームタイトルを発表した。「RTA in Japan Winter 2023」では88タイトルが採用され、13タイトルがバックアップとして選ばれた。

一般社団法人RTA in Japanは11月5日、「RTA in Japan Winter 2023」の採用ゲームタイトルを発表した。開催会場は東京のベルサール飯田橋ファースト。またイベントはTwitchで配信がおこなわれ、ゲームタイトルごとにアーカイブが残される。


RTA in Japanは、ゲームクリアなどの目標を達成するまでの時間を競いあうRTA(リアルタイムアタック)を、さまざまなゲームとレギュレーションでおこなう、国内RTAの祭典だ。2018年以降は毎年夏に「RTA in Japan Summer」を、冬に「RTA in Japan Winter」を開催しており、今回は12月26日から12月31日までの計6日間でおこなわれる。

今回の「RTA in Japan Winter 2023」では88タイトルが採用され、13タイトルがバックアップとして選ばれた。採用タイトルは、本イベントでは定番となっている『スーパーマリオ』シリーズや『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』などの高難易度ゲーム、『CHUNITHM SUN PLUS』のようなリズムゲームまで幅広く取り上げられており、多彩なRTAが見られそうだ。本稿では、そのなかで注目のタイトルをピックアップして紹介する。

まず「RTA in Japan」恒例の、目隠しレギュレーションのタイトルだ。今回では“目隠し枠”として『メトロイド ドレッド』が採用されている。採用されたレギュレーションは「Any% Unrestricted」で、無敵バグを除いたバグ技利用の制限がない。『メトロイド ドレッド』にはRTAに採用されている多くのバグ技があり、目隠しというハンデを背負いつつ、それらをどう決めていくのか目が離せないだろう。


今回新規に採用されたタイトルとしては『マリオカート8 デラックス』がある。RTAではDLCによる追加コースを除いた48コースを、CPUとレースをしながら最速でゴールを目指す。CPUの妨害をかいくぐりつつ繰り広げられる走行テクニックが見どころとなりそうだ。

またレース形式のタイトルには40ラインを素早く作る『テトリスDX』のRTAや、『風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』の最果てへの道を99Fまで踏破するRTA、『星のカービィ 64』のクリスタルをすべて集める100%RTAなどがある。それぞれの走者によるチャートの違いに注目してみると面白いかもしれない。


ほかにも『Unpacking』や『shapez』などの人気インディーゲーム、『バイオハザード6』や『DEATH STRANDING』などのメジャータイトルが目白押しだ。本稿で紹介しきれなかったタイトルについては、RTA in Japanより公開されているゲームリストを参照されたい。

RTA in Japanでは、視聴者を驚愕させるような攻略法や、目にも留まらぬ攻略速度はもちろん、トラブルやミスが生じた際の走者のリカバリーといったドラマ的な部分も魅力のひとつだ。また饒舌に、ときには雑談のように展開される実況・解説も面白く、今回の開催においても、過去に生まれた「ナイスセーヌ!」のように、新たにミーム化するワードが出てくるかもしれない。

「RTA in Japan Winter 2023」は12月26日から31日にかけて開催予定。イベントは公式Twitchチャンネルで視聴可能だ。また、過去の開催については上記Twitchチャンネルおよび、公式YouTubeチャンネルで視聴できる。同イベントおよびRTAに興味の湧いた方は、チェックするといいだろう。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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