叫ぶと敵に見つかるサバイバルホラー『Rotten Flesh』発表。マイク入力対応、異形だらけの下水道で愛犬の名を呼びながら探す

 

デベロッパーのSteelkrill Studioは11月1日、サバイバルホラー『Rotten Flesh』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、近日中に早期アクセス配信予定。


『Rotten Flesh』はコズミックホラーサバイバルゲームと標榜されている。本作の主人公は迷子になった愛犬のRoyを探すため、異形の住まう下水道に降り立つ。下水道の謎を解き、時には生存のための物資も探索しながら、愛犬と再会するのが目的だ。

愛犬を探す一番の手がかりは、Royの名前を呼ぶことだ。本作はマイクによる音声入力に対応しており、プレイヤーはマイクを用いて彼に呼びかけることができる。近くにいれば彼は吠えて答えてくれるため、その音を頼りにRoyを探すこととなる。なお、本作はマイク機能をOFFにしても遊べるものの、マイクの使用が推奨されている。


舞台となる下水道には人ならざる異形が存在しており、下水道の各所には怪しげな儀式の痕跡や、バラバラになった人体が存在。彼らは主人公に敵対的で、プレイヤーは理由も分からぬまま襲われることになる。

彼らに対しては武器での対抗のほか、物音やアイテムで気を引いたり、机の下やロッカーの中に隠れてやり過ごしたりすることも可能。しかし、部屋には割れたガラスや落ちやすい箱など、大きな物音を出してしまう仕掛けもある。それにくわえ、異形たちはマイクを通してプレイヤーの声が聞こえており、隠れてからも声を出すと見つかってしまうとのこと。そのため周りの環境と自分の声、両方の音に気を遣わなければならない。異形のなかにはスキャンをしなければ視認できないものもいるため、慎重に下水道を進む必要がありそうだ。


本作にはパズル要素もあり、下水道の奥に進むには謎や仕掛けを解かなければならない。その間に異形たちから生き延びるため、下水道内で武器や回復アイテムなどを調達することとなる。また、アイテムを組み合わせて使用することで、探索を有利に進めることができるという。ランタンの燃料残量と思われるゲージも確認できるため、光源を失わないよう、燃料を探すことも重要となりそうだ。


本作を手がけるSteelkrill Studioはヨーロッパに拠点を置くゲームスタジオだ。開発者のSteelkrill氏の個人スタジオで、2016年に設立された。これまで『The Voidness』や『Trenches』といったホラーゲームなどを開発。『The Voidness』はSteamユーザーレビューにて本稿執筆時点で85件中85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作にも同氏のホラーゲーム制作手腕が活かされることだろう。

『Rotten Flesh』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信予定。早期アクセス版ではゲームの本編を最後までプレイ可能となる見込みだ。正式リリース時には音声認識の精度が上がるほか、新モードやランダム要素を実装予定とのこと。