貧困生活アクションRPG『ENDS』発表。欲望渦巻くロンドンを舞台に、あがく青年と仲間たちの生きざまを描く

デベロッパーのConcrete Realmは10月29日、オープンワールドアクションRPG『ENDS』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 5/Xbox Series Xを予定しているようだ。

デベロッパーのConcrete Realmは10月29日、オープンワールドアクションRPG『ENDS』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 5/Xbox Series Xを予定しているようだ。ベータ版リリースを2025年の第1四半期に、正式リリースを2025年12月に予定している。Kickstarterキャンペーンも開始されている。

『ENDS』は、ロンドンを舞台とする選択型オープンワールド・アクションアドベンチャーRPGだ。本作の舞台として描かれるロンドンは薬物取引など、道理から外れた方法で生業を立てている者たちが暮らす混沌とした街となっている。邪魔者は排他され、生きるためには道理を外れなければならない過酷な世界。主人公であるRahimは、そんなロンドンにある小さなアパートの一室で母親と弟との三人暮らしで、平凡な暮らしを過ごしている。小さなアパートの一室で平凡な人生を送るか、もしくはそれ以上の生活を望むか。プレイヤーはいくつもの決断を下しながら、スラム街での生活からの活路を見出していくこととなる。Unreal Engineにより美しくも暗いロンドンの街が描かれるようだ。

Rahimは友人のSonnyとReeceとともに、Endsと呼ばれる地域で暮らしていくためにいくつもの決断を下していくこととなる。SonnyはRahimの友人である以上に、義兄弟ともいえるほど強いつながりをもっている。身寄りがないSonnyにとってEndsは彼を受け入れてくれた唯一の世界で、Endsを守るためにはいかなる犠牲も払う覚悟があるようだ。一方で同じく友人のReeceは、ギャングとの抗争で兄弟を失って以来、Endsでの生活からの脱却を望んでいる人物だ。二人の大きく対立した思想を前に、主人公のRahimはロンドンのスラム街での生き方を享受するか、それとも脱却するかの判断を決めていかなければならない。


『ENDS』は選択型RPGとなっており、プレイヤーはロンドンのスラム街に住まう人々と交流を深めていき、そこから小さなヒントを見つけてスラム街で期用に立ち回ることが求められる。自身の目標を達成するためには見つかったヒントから解決策を模索し、時には固定概念にとらわれない柔軟な考え方が必要となることもあるようだ。またプレイヤーの選択・決断によってストーリーの流れも変化するため、ひとつひとつの決断が重要となってくることだろう。

本作はKickstarterキャンペーンにて開発支援金を募っている。Kickstarterページによると、『ENDS』はイギリスに在住するインフルエンサーやコンテンツクリエイター、アーティストやアパレルブランドとのタイアップを予定しているとのこと。実際に存在する人物やファッションブランドなどがゲーム内に登場するといった要素も盛り込む予定なのだろう。


『ENDS』はPC(Steam)/PlayStation 5/Xbox Series X向けにリリース予定。2025年の第1四半期にベータ版の、12月に正式版のリリースを予定している。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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