セガxヨコオタロウ氏によるレトロゲーム美少女化ゲーム『エラーゲームリセット』1月5日サービス終了へ。サービス終了日にシナリオは完結予定

セガは10月30日、『エラーゲームリセット(404 GAME RE:SET)』を1月5日にサービス終了すると告知した。

セガは10月30日、『エラーゲームリセット(404 GAME RE:SET)』を1月5日にサービス終了すると告知した。オフライン対応版の開発が進められており、シナリオの完結となる10章が1月5日に公開されるそうだ。


『エラーゲームリセット』は、レトロゲームを美少女化したキャラクターたちが登場する、名作ゲームの擬人化RPGだ。本作の舞台は、セガがゲーム以外も含めてあらゆる分野の頂点に君臨する世界。ゲームに自我を与えた存在「キャスト」には現実空間に対する改変能力がそなわっており、セガはキャストを利用することで世界を書き換えていた。本作で主人公は、セガによって歪められた世界の真実を知り、世界を取り戻すために戦いを展開。やがて平行世界間の派遣をかけた争いへと巻き込まれていく。制作スタッフとしてはクリエイティブディレクターをヨコオタロウ氏、キャラクターデザインをゆーげん氏が担当している。またキャラクターとしては、『ストリートファイターII』『ぷよぷよ』『ダライアス』などレトロゲームタイトルが美少女化されて登場。戦闘では彼女たちも活躍するシューティング風のバトルが繰り広げられていた。

本作はiOS/Android向けのアプリとして、2023年4月25日に基本プレイ料金無料で配信開始された。配信開始時には、3日間で100万ダウンロードを突破。ヨコオタロウ氏がクリエイティブディレクターを務めていることなどから、注目を集めていたようだ。その後2023年7月にはPC(DMM GAMES)版が配信開始。2023年9月から10月にかけては、Half Anniversaryを記念した施策も実施されていたが、今回サービス終了の時期が決定されたようだ。


公開されたプロデューサーレターによると、本作は多数のゲームメーカーのタイトルが登場することなどから、ゲーム界を広く巻き込んだタイトルとなる事を目標に作り上げてきたプロジェクトだったという。プロデューサーの中村豪介氏はもっと多くのプレイヤーに本作を楽しんでもらえるよう、コラボイベントやゲーム外の企画などを実施してきたという。しかしサービスが継続できるだけの盛り上げを作ることは叶わず、今回サービス終了が決定したようだ。2024年1月5日のサービス終了に向けて、まずは10月30日16時にすべての販売物の新規購入が停止される。2024年1月5日12時のサービス終了と共に新規ユーザーの登録が停止。同日のメンテナンス終了後には、払い戻しの受付も開始される。DMM GAMES版では感謝を込めて、利用された有料DMMポイントの利用学に応じたDMMポイントのプレゼントもおこなわれるそうだ。


本作ではサービス終了までの約2か月間、コンテンツの追加が予定されている。大きなものとしては、12月13日にシナリオ9章、サービス終了日となる1月5日にシナリオ10章が公開予定。10月30日および11月開始のイベントにあわせた新キャストピックアップガチャなどでは、星3の入手確率が大幅上昇しており、今後登場予定だったキャストやフィギュアもラインナップに追加されているそうだ。また本作では、オフライン対応版の開発が進められている。同バージョンでは、シナリオや獲得したキャスト、フィギュアなどが閲覧可能。バトルなどは一切プレイできないものの、オフライン版でプレイヤーが本作の想い出を振り返れるようだ。1月5日配信予定のメインクエスト10章については、オフライン版で読めるという。

エラーゲームリセット』は、1月5日にサービス終了予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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