『原神』新アプデVer.4.2では「週ボスのクイック挑戦機能」実装で初心者も素材入手しやすくなる。伝説任務開放による“任務の進行ストップ問題”も対策へ

HoYoverseは10月25日、『原神』の最新情報を公開。Ver.4.2では伝説任務のシステム改善のほか、征討領域(週ボス)へのアクセス改善なども予定されているという。

HoYoverseは10月25日、『原神』の最新情報を公開した。公式サイトおよびHoYoLAB内で公開された開発チームQ&Aによると、Ver.4.2では伝説任務のシステムが改善。冒険ランク40以上の旅人を対象とした征討領域(いわゆる週ボス)へのアクセス改善や、マップ機能の改善なども予定されている。


『原神』は、HoYoverseブランドより配信中のオープンワールドアクションRPGである。本作の舞台は、7つの国や元素が存在する世界テイワット。主人公は、あるきっかけからテイワットへやってきた旅人だ。本作でプレイヤーは、旅人の視点から世界を冒険。メインストーリーでは相棒のパイモンと共に、テイワット各地での大きな戦いを繰り広げている。また本作にはメインストーリー以外に、いわゆるサブクエスト相当の世界任務や、キャラクターのエピソードを描く伝説任務なども用意されている。


公開された開発チームQ&Aによると、Ver.4.2では伝説任務のシステムが改善される。具体的にはVer.4.2以降、伝説任務の開放と開始が分割。プレイヤーは伝説任務の鍵の消費後に、任務を開始するかどうかを選択することになる。本作では伝説任務の開放時にあたって、デイリー依頼の報酬を8回受け取ると入手可能な「伝説任務の鍵」が必要となる。現実での時間が関わる仕組みのためか、開発チームQ&Aによると、旅人は伝説任務の鍵の消費自体を目的に、同時に複数の伝説任務を開放することがあったのだという。

しかし『原神』では任務を開始/進行時、すでに任務に関わる場所や人がほかの任務に関わっていると、任務を進められない仕様がある。伝説任務においても、伝説任務を先に開放していたために、進めたい任務に関わる場所や人物が伝説任務に占用されており、進行できないといった事態が発生していた。

Ver.4.2による変更では伝説任務の開放と開始が独立したステップに分割されることで、伝説任務の鍵を消費しておいても、任務の進行の妨げにならなくなるわけだ。またあわせて、伝説任務およびデートイベントに必要な前提条件がある場合には、ポップアップウィンドウが表示。必要な任務をウィンドウ内から進められるようになるそうだ。


またVer.4.2では、「征討領域」のクイック挑戦機能も実装される。Ver.4.2以降、冒険ランク40に到達した旅人は、前提任務をクリアしていなくとも冒険の証から征討領域へ挑戦可能になるそうだ。征討領域は基本的には、魔神任務や伝説任務のストーリー進行にあわせて開放される、専用フィールドで戦うボス戦だ。ボスの討伐に成功すると、樹脂と引き換えにキャラクターの育成に必要な素材などが獲得可能。週ごとに報酬の受け取り可能回数が決まっていることから、旅人からは週ボスとも呼ばれている。

そんな征討領域であるが、開発チームQ&Aによると、初心者の征討領域を手に入れづらくなっていたという。本作ではコンテンツの増加にともない、前提任務のクリアまでに必要な時間も増加している。そのため初心者が好きなキャラクターを入手しても、前提任務をクリアしていないために、必要な素材が手に入れられない状況が増加していたようだ。Ver.4.2で実装予定の「征討領域」のクイック挑戦機能によって、前提任務をクリアしていなくとも征討領域へ挑戦可能となり、素材が入手しやすくなるわけだ。そのほかVer.4.2ではマップ機能が改善。マップピンの上限数が200個へ増加し、マップピンの一括削除機能も登場する。「七聖召喚」のシステム改善も予定されており、加速モードとデッキシェアコードが登場するそうだ。


原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。

【UPDATE 2023/10/25 13:52】
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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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