修道女と悪魔のアクション『INDIKA』発表。19世紀ロシア、少女はサタンと自分探しの旅に出る

パブリッシャーの11 bit studiosは10月18日、Odd Meterが手がける三人称アクション『INDIKA』を2024年第1四半期に発売予定だと発表した。

パブリッシャーの11 bit studiosは10月18日、Odd Meterが手がける三人称視点アクションゲーム『INDIKA』を2024年第1四半期に発売予定だと発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic gamesストア/GOG.com)/PlayStation 5/Xbox Series X|S。ゲーム内は日本語表示にも対応する。

『INDIKA』は三人称視点で繰り広げられる、アクションアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは19世紀末のロシアで、主人公は真面目で謙虚な若き修道女インディカ。彼女は退屈な修道院生活のなかで悪魔サタンと出会い、修道院の外の世界に出て、さまざまな発見をすることとなる。

本作では宗教や権威といったテーマについて描かれている。“絶対的な存在”などないことや、善悪の二面性、道徳的価値観におけるジレンマを取り扱っているとのこと。そうしたテーマを取り上げることで、プレイヤーに批判的な思考を促す、社会規範に対して挑戦する映画のような作品になっているという。

トレイラー中では、インディカがフィールドを走ったり、銃を突き付けられたりといったムービーが断片的に公開されていた。作中では、探索やパズル要素などが存在するようだ。サタンと知り合ったインディカはどうなっていくのか、そして修道院や19世紀末のロシアにいったい何が起こるのか。本作中で語られるであろうストーリーが気になるところだ。


そんな『INDIKA』を手がけるOdd Meterは、かつてロシア・モスクワに拠点を置いていたデベロッパーだ。2022年にロシアがウクライナに侵攻して以降は、カザフスタンのアルマトイに拠点を移している。過去作にはVRシューティングゲーム『SACRALITH : The Archer`s Tale』がある。モーションキャプチャーも利用した3Dグラフィックなどが高く評価され、Steamユーザーで252件中85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。そうしたグラフィック面のノウハウは本スタジオの特色と思われ、『INDIKA』でもそれが活かされているかたちだろう。

そしてOdd MeterのゼネラルディレクターであるDmitry Svetlov氏は、トレイラーの中でロシアのウクライナ侵攻を非難し、11 bit studiosとともに反戦の姿勢を明確にした。また本作の売上の一部は、ウクライナ侵攻によって被害を受けた子供たちの支援に充てられるとのことだ。

INDIKA』はPC(Steam/Epic gamesストア/GOG.com)/PlayStation 5/Xbox Series X|S向けに2024年第1四半期に発売予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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