サンドボックス系クリッカー『Outpath』好調&好評スタート。自動化で島が超発展していく時間泥棒ゲーム
パブリッシャーのGrabTheGamesとUpgradePointは10月16日、サンドボックスゲーム『Outpath』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)。同作はSteamユーザーレビューで好評を獲得しており、同時接続プレイヤー数でも好調なスタートを切っている。
『Outpath』は、クリッカーや放置系ゲームに影響を受けたというサンドボックスゲームだ。本作では、海に浮かぶ小さな孤島を発展させていく。島には木や植物などの素材が生育しており、回収すると素材と同時にクレジットを入手できる。クレジットを孤島に置いてあるトーテムに一定数入れると、島が拡大。手に入れた素材からアイテムをクラフトし、効率よく素材とクレジットを集めながら巨大な群島を作り上げていくのだ。
クラフトできるアイテムのレシピは、クレジットを使用することで増えていく。また、その中には素材・クレジット収集を自動化するものも存在。それらを使いさらに素材とクレジットを手間よく回収することでさらに島の効率化を進めることができる。また、島を拡大させていくと、新たなバイオームをもつ島も出現。クラフト素材を増やすために、クレジットを使って島を拡大させるか、クレジットを使いアイテムレシピを増やすことで効率化を進めクレジットを貯めるかなどがプレイヤーの判断に委ねられる。
本作を手がけるDavii Projectsは、スペイン・マドリード在住のゲーム開発者David Moralejo氏によるデベロッパーだ。David氏はSteamにて過去にローグライクプラットフォーマー『Himno』とそのアップグレード版『Himno – The Silent Melody』をリリース。本稿執筆時点で、ユーザーレビューではどちらも「非常に好評」ステータスを獲得している。
『Outpath』に関してはクリッカー系や放置系ゲームのほか、『Satisfactory』や『Forager』といった作品からも影響を受けているという。2022年には本作の序盤をプレイすることができる『Outpath: First Journey』が無料でリリース。同作はSteamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で3920件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。カジュアルで理解しやすい基本システムと、自動化や効率化により遊べば遊ぶほど奥深くなりのめり込んでしまうシステムなどが評価されたかたちだ。
満を持してリリースされた本作は、さっそくSteamの同時接続プレイヤー数がピーク時で1706人を記録している(SteamDB)。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で140件中100%が好評の「非常に好評」ステータス。製品版としてリリースされるにあたり、本作には空腹ゲージなどのサバイバル要素や、昼夜の概念、バイオームを有した島やアイテムなどが追加。さらにサンドボックスゲームとして楽しめるようになっている点が評価されているようだ。
なおリリース時点では技術的な問題により日本語を含む複数言語の実装が遅れていることが伝えられており、日本語には今後のアップデートで対応すると見られる。また製品版としてリリースされた本作ながら、今後もフィードバックを反映しながらの意欲的なアップデートを予定している模様。これからの展開にも期待したいところだ。
『Outpath』はPC(Steam)向けに配信中。なお本作の早期アクセス配信開始を記念し、10月24日までセールが実施中。定価1700円のところ、10%オフの1530円で購入可能となっている。