NINTENDO 64非公式互換機「Analogue 3D」発表。ブラウン管モニターの映像出力再現や、海外タイトル含む100%のソフト互換性を謳う
アメリカのゲーム互換機メーカーAnalogueは10月17日、NINTENDO 64の非公式互換機「Analogue 3D」を発表した。2024年発売予定で、価格は未定。
今回発表されたAnalogue 3DはNINTENDO 64の非公式互換機だ。本体の見た目は現段階で明かされておらず、シルエットのみとなっている。映像・音声はHDMI出力でおこない、4K解像度に対応。また、リファレンスクオリティの、特定モデルのブラウン管モニター(CRT)およびビデオモニター(PVM)の映像出力再現や、NINTENDO 64の映像出力を再現する機能も搭載。
コントローラー接続にはNINTENDO 64型のポートが4つあるほか、Bluetoothおよび2.4GHzワイヤレスによる無線接続に対応。また、同時発売されるコントローラーの存在もほのめかされている。ボタンの形状などから、以前からコラボレーションを行っているゲーム周辺機器メーカー8BitDo製と思われるが、詳細はまだ不明だ。
本機は日本、アメリカ、ヨーロッパで発売されたNINTENDO 64ソフトの100%に対応するという、リージョンに左右されない高い互換性を謳っている。これは自社製OSに搭載された、独自の回路設計が可能な半導体FPGAによって実現されるという。FPGAでエミュレーションは用いられず、そのため高い再現性と低レイテンシーを保てるとしている。また、本機の公式サイトではROMファイルは起動に使えず、カートリッジを挿すことによってのみ遊ぶことが可能だとしている。
なお、本機を手がけるAnalogueはクラシックゲーム機の互換機メーカーだ。これまでも数々の互換機の製作・販売をしており、製品のスタイリッシュな見た目や高い品質で知られている。2020年に発売されたゲームボーイ互換機のAnalogue Pocketは、発売後数分で完売したことで注目を集めた(関連記事)。
「Analogue 3D」は2024年発売予定で、価格は未定。