80年代日本の田舎ホラーゲーム『ウツロマユ – Hollow Cocoon -』12月7日発売へ。10年ぶりに訪れた山深い村で迫る、恐ろしい真実

 

国内のサークルNAYUTA STUDIOは10月10日、『ウツロマユ – Hollow Cocoon –』を12月7日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamでは、ゲーム序盤の一部がプレイできる体験版も配信中となっている。

『ウツロマユ – Hollow Cocoon -』は、80年代の田舎で窒息するような恐怖と真実に迫る、和風3Dホラーゲームである。本作の主人公・陣場湊は、親元を離れ都会で下宿生活をしている男子大学生だ。彼は以前より、実の娘の葬儀にすら顔を出さなかった祖母に対して、嫌悪感を抱いていたのだという。ある夜、陣場湊は祖母が危篤だと知らされ、母の生家がある山深い土地「一ノ瀬」村へ出発。10年ぶりに訪れた祖母の家で、まずは休息をとろうとする。しかし、すっかり暗くなった頃に奇妙な出来事が発生し、襲いかかる化物から身を隠すことになる。一ノ瀬村に隠された真実と窒息するような恐怖が描かれるという。


主人公の陣場湊は、化物と相対しながら探索を進め、真実に迫っていくという。ゲームプレイの詳細については不明ながら、公開中の体験版では、陣場湊がバスで一ノ瀬村へたどり着いたところからゲームがスタート。夕方の一ノ瀬村や祖母の家での自由な探索や、ミニゲームなどが可能となっていた。ゲーム本編では、夜になった後の一ノ瀬村で化物と対峙。探索中には、ちょっとしたパズルや謎解きも待ち受けているようだ。主人公は恐怖に耐えながら、夜の村を探索していくのだろう。

要素としては、本作には3段階の難易度が存在。マルチエンディングが採用されており、プレイヤーの選択や行動によって物語が分岐する。画面酔い軽減機能として、カメラの揺れのオン/オフや画面中央への点表示なども用意されている。また本作では、80年代の田舎の様子をリアルに表現した3Dグラフィックも特徴だろう。


本作を手がけているNAYUTA STUDIOは、メンバー2人による国内のサークルだ。過去作としては、不思議な世界を探索するアドベンチャーゲーム『CINERIS SOMNIA』を2018年にリリース。Steamのユーザーレビューでは、177件中79%の好評を得てステータス「やや好評」となっている。ユーザーレビューを見る限り、前作ではグラフィックやゲームの雰囲気などが評価されていたようだ。

本作『ウツロマユ – Hollow Cocoon -』においては、サークルメンバーのUTUTUYA氏のX(旧Twitter)上にて、日本を舞台とした開発中のホラーゲームとして公開。2021年9月のポストでは、雰囲気のあるグラフィックなどから注目を集めていた。そんな本作の発売日が12月7日決定したわけだ。また本作では10月9日より体験版が公開中。ゲーム序盤の一部がプレイ可能となっており、体験版で入手可能な「当たり券」は製品版へ引き継げるそうだ。

『ウツロマユ – Hollow Cocoon -』は、PC(Steam)向けに12月7日発売予定だ。