『オーバーウォッチ2』シーズン7アプデでは、クイック・プレイ時に「味方と一緒に復活」できるように。途中抜けペナルティ変更やヒーロー調整などパッチノートお披露目

Blizzard Entertainmentは10月10 日、『オーバーウォッチ2』シーズン7で実装予定のパッチノートを公開した。クイック・プレイの調整や、各ヒーローの調整点などが明かされている。

Blizzard Entertainmentは10月10 日、『オーバーウォッチ2』シーズン7で実装予定のパッチノートを公開した。シーズン7は日本時間10月11日に開幕予定だ。

『オーバーウォッチ2』シーズン7では新たなコントロールマップ「SAMOA」が登場する。南国の島を舞台としており、ビーチ/ダウンタウン/工業施設の3つの特徴的なエリアに分かれたマップだ(関連記事)。SAMOAはまずはクイック・プレイやアンランク・モードにて実装され、シーズン後半にライバル・プレイにも登場予定。このほか、Blizzardが手がける『ディアブロ4』とのコラボや、ハロウィン恒例のイベントモードとして「ジャンケンシュタインの復讐」と「怒りの花嫁」の復活が予定されている。

今回公開されたパッチノートではまず、シーズン7以降のクイック・プレイにおける離脱者に対するペナルティ仕様変更について紹介されている。従来のXPペナルティが撤廃され、今後は過去20試合の離脱試合数を参照して、離脱回数に応じた二段階のマッチングキュー停止時間が付与されるという。20試合中4試合退場すると10分間、6試合退場すると30分間の停止がおこなわれるそうだ。離脱回数がしきい値を超えている場合、ゲームを離脱するたびにこの停止時間が適用されるとのこと。

さらに、クイック・プレイには試合中のリスポーンにも調整が加わる。本作ではリスポーンまでの時間が10秒に設定されている。一方でシーズン7からは、5秒以内にチーム内の複数のプレイヤーが死亡した場合、リスポーンのタイミングが合わさるように調整。それぞれのリスポーン間隔が10秒よりも短くなる、あるいは長くなることがあるそうだ。これは、チームが立て直しやすくなることで、クイック・プレイにおける一方的な試合展開を予防する意図があるとのこと。なおほかのプレイヤーの死亡から5秒以上経過して死亡した場合は、通常通り10秒後にリスポーンがおこなわれるという。

また、リワーク後の概要が発表されていた「ソンブラ」のアビリティ性能もパッチノートで改めて公開されている(関連記事)。詳細は以下の通り:

ソンブラ(リワーク)
・マシン・ピストル
ダメージ量が7.5から8に増加
最小拡散率が0.5から0に減少
拡散率が最大に達するまでのショット数が3発から6発に増加
リロード時間が1.4秒から1.2秒に短縮

・ハック
発動にかかる時間が0.75秒から0.65秒に短縮
発動時に「ステルス」がキャンセルされる仕様へと変更
クールダウンが4秒から6秒に増加
「ハック」が中断された場合、またはヒーロー以外の対象をハックした場合、「ハック」のクールダウンが3秒短縮
ハッキングによるデバフが有効な間表示されていた「HACKED」の警告が、沈黙中のみ表示されるように変更

・オポチュニスト(パッシブ)
削除

・ステルス(新パッシブ)
パッシブ・アビリティに変更。3.5秒間、射撃とダメージ系のアビリティの発動を行わず、ダメージも受けないままでいると、自動的にステルス状態へ移行します
ステルス発動中に得られる移動速度のボーナスが60%から45%に減少
ステルス状態へ完全に移行するまでの時間が0.375秒から0.25秒に短縮
ステルス状態からの復帰時間が0.5秒から0.375秒に短縮
ライフ・パックのハッキング時にソンブラのプレイヤーに表示されるUIメッセージを「REVEALED」から「DETECTED」に変更。「DETECTED」のメッセージは、敵プレイヤーが探知範囲内にいる場合にのみ表示されます

・ウイルス(新アビリティ)
投射物を撃ち込んで敵に継続ダメージを与えます。ハックした敵には、より素早く継続ダメージを与えることができます
直撃ダメージ:10(ハックしたターゲットには20)
継続ダメージ:4秒間に100(ハックしたターゲットには2秒で100)

・トランズロケーター
手動でテレポートできる仕様を変更。トランズロケーターを投げてから0.25秒後、または投げたトランズロケーターがオブジェクトに当たると、自動的にテレポートします
テレポートすると、「ステルス」のクールダウンが短くなります
弾速が25から72に増加
クールダウンが6秒から5秒に短縮。トランズロケーターの位置にテレポートした時点でクールダウンが開始します
投擲初期段階の垂直オフセットを削除

・EMP
アルティメットのチャージ・コストが15%増加
ライフのパーセント・ダメージが40%から30%に減少


このほか、既存ヒーローの調整内容も公開されている。詳細は以下の通り:

■タンク
オリーサ

・フォーティファイ
ダメージ軽減効果を50%から45%に減少

ラマットラ
・ネメシス・フォーム
クールダウンを8秒から7秒に短縮

レッキング・ボール
・クアッドキャノン
拡散率最大に達するまでの発射数を20発から30発に

ザリア
・バリア・ショット
バリアサイズを15%減少
バリア耐久値を225から200に減少

■ダメージ
キャシディ

・コンバット・ロール
ダメージ軽減効果を50%から75%に増加

メイ
・ディープ・チル(パッシブ)
削除
・凍結ブラスター(プライマリー射撃)
ダメージ継続時間に比例して上昇するスロー効果を削除
秒間ダメージを70から100に増加
攻撃対象に40%のスロー効果を即時与えるよう変更 

トールビョーン
・リベット・ガン
プライマリ射撃の発射可能間隔を0.48秒から0.51秒に増加
・オーバーロード
発動時のボーナスライフを100から75に減少

■サポート
ブリギッテ

・ウィップ・ショット
ダメージを70から80に増加

イラリー
・ソーラーライフル(セカンダリー射撃)
ヘルス回復量を毎秒120から105に減少

さまざまな調整が加わる『オーバーウォッチ2』シーズン7。新たなコントロールマップ「SAMOA」のほか、刷新されたソンブラなどが環境にどのような変化をもたらすのかが注目される。

『オーバーウォッチ2』シーズン7は10月11日に開幕予定だ。

Toru Ishikawa
Toru Ishikawa

雑食ゲーマー、好きな言葉は「Random loot」と「Permadeath」です。

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