『Starfield』にて「スター・ウォーズ」の巨大戦艦を再現した人現る。デカすぎて建造中のフレームレートがた落ち
『Starfield』にて映画「スター・ウォーズ」に搭乗する宇宙戦艦を作り上げたユーザーが現れ、注目を集めている。デザインだけでなく作中におけるサイズの再現も試みられており、その巨大さはゲームのパフォーマンスにも影響を与えるほどだという。
『Starfield』は、『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズの開発で知られるBethesda Game Studiosが手がけるRPGだ。本作では人類が太陽系外に進出している2330年の世界を舞台に、プレイヤーは希少なアーティファクトを求める宇宙探検家集団コンステレーションの一員として、広大な宇宙の星々を冒険することになる。冒険の際には宇宙船に搭乗。宇宙船の設計要素「シップビルダー」も用意されており、カスタマイズ・アップグレードが可能となっている。
そんな本作のシップビルダー機能を用いて、映画「スター・ウォーズ」に登場する宇宙戦艦スター・デストロイヤーを作り上げたRedditユーザーが現れた。見事な再現度からユーザーたちの注目を集めている。さらに作者いわく、スター・デストロイヤーは「ゲームのパフォーマンスに影響を与える」ほど巨大だという。
スター・デストロイヤーを再現したのはRedditユーザーのDotElectronic7174氏だ。デザインから、インペリアル級のスター・デストロイヤーをモデルにしているのだろう。特徴的な三角形の船体やブリッジ部分が再現されている。
なお「スター・ウォーズ」は人気作品だけに、DotElectronic7174氏以前にもスター・デストロイヤーを再現していたユーザーは散見される。一方で同氏のスター・デストロイヤーで特筆すべきなのは、そのサイズだ。惑星を背景にしたスクリーンショットを見ても巨大さが分かる。ちなみに「スター・ウォーズ」におけるインペリアル級のスター・デストロイヤーは全長1600mとされており、同氏はデザインだけでなく巨大な船体の再現も目指したようだ。
またDotElectronic7174氏は宇宙船のスペックについても紹介している。積載可能な貨物量は3万3280で、船の質量は2万796。初期の宇宙船フロンティアでは貨物量450、質量359であり、圧倒的なサイズ差が分かりやすいだろう。なお巨体ゆえか機動力は21と控えめで最高速度は130。グラヴ・ジャンプ範囲も短めの9LY(光年)となっている。
DotElectronic7174氏はスター・デストロイヤーの再現にあたってコンソールコマンド、およびシップビルダー時の制限を取り払うMod「Ship Builder Unrestricted」を使用しているとのこと。つまりゲーム内に設定された制限を無視して宇宙船を増築し、巨大な船体を実現したわけだ。あまりにもパーツが多いからか、同氏いわくシップビルダー時のフレームレートが約15fpsに落ち込み、建造には苦戦を強いられたという。またニューアトランティスに停泊しているスクリーンショットでは、周囲の建物にめり込みまくっている様子も確認できる。規格外の大きさを誇る一方で、ゲームプレイ時には60fps以上で動作していたそうだ。つまり操縦時などはかなりスムーズに動作するわけだろう。
「スター・ウォーズ」を象徴する戦艦の再現を目指し、ゲームのパフォーマンスに影響を及ぼすほど巨大な宇宙船を作り上げたDotElectronic7174氏。『Starfield』では同氏のほかにもさまざまなユーザーが船づくりを楽しんでいる。ほかの作品に登場する乗り物を再現したり、乗り物ですらない銃器をモチーフにしたりと多種多様だ(関連記事)。今回同氏が投稿したSubredditであるr/StarfieldShipsでもそうしたユーザー制作宇宙船が日夜投じられているため、興味のある人はチェックしてみるといいだろう。
『Starfield』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。