心をえぐる恋愛ゲーム『メモリーズオフ 双想 ~Not always true~』発表。「シリーズ最終作」を経て“まさかの新作”2024年発売へ

MAGES.は9月30日、『メモリーズオフ 双想 ~Not always true~』を発表し、2024年に発売すると告知した。恋愛アドベンチャーゲーム『メモリーズオフ』シリーズの新作だ。

株式会社MAGES.は9月30日、『メモリーズオフ 双想 ~Not always true~』(以下、メモリーズオフ 双想)を発表。シリーズ25周年の節目となる2024年に発売すると告知した。

『メモリーズオフ 双想』は、恋愛アドベンチャーゲーム『メモリーズオフ』シリーズの新作だ。同シリーズの第1作『Memories Off』は、当時の株式会社KIDが開発し、1999年に発売された。恋人との死別を乗り越え新たな恋に臨む、交際中の彼女がいるのに新しい恋をしてしまった、といった恋愛が伴う痛みや悩ましさを描いてきたシリーズだ。

来年2024年はシリーズ25周年の節目であり、完全新作として『メモリーズオフ 双想』の開発が決定されたとのこと。内容については現時点では不明ながら、プレスリリースではタイトルについて解説がおこなわれている。まずシリーズにおいて“想”は、特別な意味が込められた文字とのこと。そして“双”は二つ、2人、二面性、対極、対偶といったさまざまな可能性を孕んでおり、サブタイトルにある“Not always true ”の意味は「真実とは限らない」とされている。心をえぐるような痛みを伴う恋愛というシリーズのコンセプトも継承されるようだ。また公式サイトでは、2024年を舞台とする少し懐かしく新しい『メモリーズオフ』になることが示されている。

一部開発スタッフも発表されている。キャラクターデザインは第1作および第2作を手がけた、ささきむつみ氏が担当。シナリオには第4作および第5作を手がけ、『STEINS;GATE』のメインライターでもある林直孝氏が担当する。音楽は『メモリーズオフ』シリーズ全作に携わり、『STEINS;GATE』含む数多くの作品を手がけた阿保剛氏が担当するとのこと。シリーズでお馴染みのクリエイター陣が参加しつつも、集大成としての記念作品にとどまらない新たな『メモリーズオフ』を創出することを目指すという。

『メモリーズオフ -Innocent Fille-』


なお関連作品を除き、直近のシリーズ作品となったのは2018年発売の『メモリーズオフ -Innocent Fille-』。同作はシリーズ最終作と掲げられていたものの、約6年を経てシリーズ25周年の節目に新作が発売されるかたちだ。

メモリーズオフ 双想 ~Not always true~』は2024年発売予定だ。なおニンテンドーeショップでは本日9月30日まで「MAGES.TGSセール2023」が開催中。シリーズタイトルがセール中となっているので、この機会にシリーズ作品に触れてみるのもいいだろう。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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