母子ゾンビサバイバル『Undying(アンダイイング)』10月17日正式リリースへ、日本語版も発売決定。ゾンビになる前に愛する息子に生きる術を託す

Skystone Gamesは9月21日、ゾンビサバイバルゲーム『Undying(アンダイイング)』を10月17日に正式リリースすると発表した。またBeep Japanによるパブリッシングで、日本語版が2024年春にリリースされることも告知されている。

パブリッシャーのSkystone Gamesは9月21日、Vanimalsが手がけるゾンビサバイバルゲーム『Undying(アンダイイング)』を10月17日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch。またBeep Japanによるパブリッシングで、日本語版が2024年春にリリースされることも告知されている。

『Undying』はゾンビがはびこる世界で生き残ることを目標とするサバイバルゲームだ。主人公となるのはひとりの息子をもつ母親、アンリン。彼女はゾンビに噛まれてしまったため、ゾンビに変異するまで限られた日数しか残されていない。その時間の中で息子のコーディを守り、自分がいなくなった後でも生きていけるように、サバイバルでのさまざまなスキルを教えていくことになる。

プレイヤーはアンリンを操作し、ゾンビ化までの時間を遅らせつつ、親子ふたりでサバイバル生活をすることになる。ふたりには複数のステータスがあり、空腹度や喉の渇きは時間経過で減少していく。そのため定期的に食事や飲み物を飲むことで回復する必要がある。


またコーディは資源の収集や戦闘、料理など、生活に必要なスキルを母親から学ぶ。さまざまな行動はアンリンがおこなうかわりにコーディ自身に指示することもできる。手本を見せたり、実際にやらせてみたりを切り替えて、コーディにサバイバルの基本を効率よく教えていくことが大事になるだろう。

戦闘面では、銃やバットなどでゾンビに立ち向かうことができる。しかし武器の作成には物資を使ってしまうため、無駄にはできない。さらに戦闘後コーディが怯えてしまうこともあり、そのケアも重要となる。日々における行動や資源の管理が重要となる状況でも、アンリンの病状はどんどんと進行していく。変異が進むにつれ、アンリンはどんどんと衰えていく。ときにはコーディに頼って解決しなければならない場面もあるだろう。


『Undying』は2021年10月19日から早期アクセス配信開始されており、本稿執筆時点ですでにSteamユーザーレビューでは全849件中85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。限られた物資でふたりを生きながらえさせつつも、コーディに生きる術を覚えさせる必要があるという、高度な戦略性を評価する声が多い。ほかにも、親子の背負った運命と悲しげなストーリーなどが好評を受けているようだ。

本作は正式リリースに伴い、アップデートも実施予定。早期アクセス版では、ゲーム内日数で30日間分しか遊ぶことができないが、正式リリース後は60日間まで上限が伸びるという。ほかにもマップやゾーンの追加、NPC、サイドクエストなどといった要素も拡張を見込んでいるといい、正式リリースによって追加されるコンテンツや拡充されるストーリー要素も気になるところだ。

なおこれまで本作は日本語表示にも対応していたものの、ユーザーからはテキストが機械翻訳と見られる点が課題として指摘されていた。一方で今回、Beep Japanによるパブリッシングで日本語版が2024年春にリリースされることが発表されている。Nintendo Switchに加えてPC向けにも展開されるそうで、日本語版へのアップデートがおこなわれるのだろう。なおBeep Japanはソ連FPS『Atomic Heart』の国内向け展開などを担当してきたパブリッシャー。日本語版では、より自然なローカライズで本作を楽しめるようになりそうだ。

『Undying』は10月17日にPC(Steam/Epic Gamesストア)/ Nintendo Switch向けに正式リリース予定。日本語版は2024年春にリリース予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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