クトゥルフ神話風探索ホラー『Candlelight: Lament』体験版公開。モノクロのアートで描く、事件に隠された恐ろしい真相

Gamera Gamesは9月21日、『Candlelight: Lament(キャンドルライト:悲鳴)』の無料体験版をSteamにて配信開始した。本作はクトゥルフ神話風のホラーアドベンチャーゲームである。

中国のパブリッシャーGamera Gamesは9月21日、『Candlelight: Lament(キャンドルライト:悲鳴)』の無料体験版をSteamにて配信開始した。同作はPC(Steam)向けにリリース予定。英語/中国語(簡体字)に対応予定であり、現時点で日本語はリリース時の対応を検討中とのこと。

『Candlelight: Lament』は、失踪した孫娘を探すうちに正気が蝕まれていく、クトゥルフ神話風のホラーアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、70年代をモチーフとしたパラレルワールドだ。メインキャラクターの老教授エドは、失踪した孫娘を探すため行動。市内の夜間外出禁止令を無視して友人の元を訪れるなど、大規模な失踪事件の背後へと迫っていく。しかし、エド教授の追う失踪事件の真相は、想像以上に恐ろしいものであった。70年代風の世界で、宇宙的恐怖が描かれるのだろう。


エド教授を含めたキャラクターたちは、探索の中で狂気に侵されるという。Steamのストアページによると、本作のジャンルはポイント&クリック型ADVと説明されている。白と黒を基調に表現された70年代の世界を探索し、会話や調査などによってゲームを進行させていくのだろう。また本作では真実を知る過程で、キャラクターたちが何かを理解したことで正気を損ない、自滅する可能性があるという。そうした事態にも対応にするため、キャラクターのスキル/アイテム/理性といったリソースの管理も重要になるようだ。要素としては、ゲーム中はKeeper(クトゥルフ神話TRPGにおけるいわゆるゲームマスター、ゲームの進行役)がプレイヤーと共にゲームを進行する。また正式版では4人のキャラクターが登場。それぞれ操作可能になるといい、複数の視点から神秘的な世界が描かれるそうだ。

 


本作を手がけているのは、個人開発者Lawsquare133氏によるLawsquare Gamesだ。プレスリリースやストアページ上では、本作が同氏の初めてのゲーム作品とされている。本作『Candlelight: Lament』は、同名のインタラクティブ動画をベースに開発が進められているそうだ。本作においては、同氏の手書きのアートにより、世界が表現されている点も特徴だろう。また今回公開されたデモ版では、エド教授が操作可能。友人の元を訪れ、大規模な失踪事件の背後に隠された謎へ迫る様子が描かれるようだ。

『Candlelight: Lament』は、PC(Steam)向けにリリース予定。プレスリリースによると、リリース時の日本語対応については検討中であるそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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