Yamauchi_gamesは9月15日、『Drunken way to Home』のSteamストアページを公開した。同作は2023年度中にリリース予定。ストアページなどでは、PVやスクリーンショットなどが公開中となっている。
『Drunken way to Home』はタイトルどおり、酔っ払いが家に帰るゲームである。本作主人公の男性は、かなりの酔っ払いであるようだ。公開されている紹介動画内では、顔を赤らめた男性が、前に進むことすら困難な様子が映されている。彼は立って歩こうとするが、姿勢は安定しておらず、数歩も進まないうちに倒れてしまう。また別のシーンでは、荒れた道を進むうちに姿勢を崩し、穴の中へ落ちてしまう姿も確認できる。
男性について、職業や年齢など詳細なプロフィールは公開されていない。一方で、赤らめた顔やまともに前へ進めない姿から、男性が相当な酩酊状態にあるのは明らかであろう。
本作でプレイヤーは、そんな酔っ払いの男性となり、自宅への帰還を目指す。ステージとしては、現代風の街が用意されている。酩酊状態でなければただ歩いて帰るだけであるが、彼は自宅のあるアパート2階への階段すらまともに登れない。本作では彼が酔っていることにより、安全な帰路が危険なステージに変貌しているわけだ。這っているところを自転車に轢かれたり、倒れたところを犬に襲われたり、足を踏み外して鉄骨の上から落ちてしまったりなど、ステージ中には日常の危険が登場。酷く酔った男性が家に帰る様子が、ゲームとして描かれていく。
本作を手がけているのは、国内のゲーム開発者山内氏だ。同氏のX(旧Twitter)アカウントのプロフィールによると、同氏はやりたいゲームがなくなったため、ゲームを自作することにしたのだという。過去作としては、おじさん2人が椅子を取り合う『dancing chair』や、チーム全員が同じ動きをするサッカーゲーム『Oneteam Soccer』をSteamにて無料公開中。『Oneteam Soccer』においては、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー60件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。海外のプレイヤーからは「ベストサッカーゲーム」などと称える声もあるようだ。
同氏のXアカウントを見る限り、本作は2021年頃から制作がスタート。酔っ払いレベルによって不安定さが変化するようなシステムが検討されていたが、最近のバージョンでは一定レベルで不変になるなど、紆余曲折を経て開発が進められてきた。今回はそんな同作のSteamストアページが公開されたのだ。なお同氏のXアカウントによると、クリア特典としてFPSモードが実装されていたが、笑えない出来になったためお蔵入りとなったそうだ。
『Drunken way to Home』は、PC(Steam)向けにリリース予定。同氏のポストによると、2023年度内の配信が予定されているそうだ。
※The English version of this article is available here.