見たモノが実体化するアクション『Out of the World』9月23日配信へ。見ると現れ、目を閉じると消える足場を飛び移る
国内のゲーム制作者Toyota Ryuto氏は9月16日、『Out of the World』を9月23日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は税込1000円。
『Out of the World』は、視認によってモノが実体化するステージを攻略する、パズルアクションゲームである。本作の舞台は、見たモノだけが存在する不思議な世界。主人公はインターネット社会に騙され、不思議な世界に迷い込んだ人物だ。本作で主人公は、自問自答しながら不思議な世界を冒険。この世界は本当に目に見えているモノだけが真実なのかといった疑問に、自分なりの答えを導き出すストーリーが展開されるようだ。
主人公は目に入れるモノを選び、必要な足場を実体化させてステージを進んでいく。本作の世界では、主人公の視界に入った足場だけが実体化する。ステージ開始時点では、真っ暗なステージ内にゴールとハートだけが実在している。ゴールにたどり着けばステージクリアとなるものの、そのままではゴールまで到達できない状態だ。
そこで本作では主人公の視界を操作する。暗いステージ内に存在する足場や壁を、主人公の視界に入れて認識させると、足場が実体化する。ジャンプや壁キックといったアクションに加えて、主人公の視界を操作することで、ステージを攻略するのだ。またステージによっては、実体化させると邪魔になる壁や足場なども登場。目を閉じるアクションによって、モノの実体化を解くこともできるようだ。ステージは全50種類。アクションを普段プレイしないプレイヤーでも遊べるような工夫も取り入れられているそうだ。
本作を手がけているのは、国内のゲーム制作者Toyota Ryuto氏だ。過去作としては、チーム制作作品『音庭のエイン~魔法仕掛けの調律師~』にてチームリーダー兼プランナーを担当(Epic Gamesによるインタビュー記事)。ほかに開発中の『A VØID』にも携わるなど、専門学校に入学してから30作品ほどに関わってきたそうだ。本作においては、思考実験「シュレディンガーの猫」からアイデアを取り入れて開発をスタート(ゲームクリエイターズギルドによるインタビュー記事)。これまでに国内学生向けコンテスト「ゲームクリエイター甲子園2022」での統合4位や「東京ゲームショウ2023」センス・オブ・ワンダー ナイトのファイナリスト選出など、業界関係者などから高い評価を得てきた。また本作はSteamにて体験版が配信中。体験版では、ゲームの序盤がプレイ可能となっている。
『Out of the World』はPC(Steam)向けに、通常価格1000円で9月23日リリース予定だ。