冒険RPG『イーストワード』大型DLC「よみがえれ!カモメ町」発表。のんびり田舎農業シムにゲームが急変、ただし“秘密”も潜む

Chucklefishは日本時間9月15日、『Eastward』の大型DLC「よみがえれ!カモメ町」を発表し、今冬(ホリデーシーズン)に配信すると告知した。地上の田舎町に舞台を移し、農業や町の復興を目指す日々が描かれるという。

パブリッシャーのChucklefishは日本時間9月15日、Pixpilが手がける2DアクションRPG『Eastward』大型DLC「よみがえれ!カモメ町」を発表し、今冬(ホリデーシーズン)に配信すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。ゲーム内は日本語テキストに対応している。

『Eastward』はドット絵で描かれる2DアクションRPGだ。舞台となるのは「タタリ」と呼ばれる瘴気によって滅びゆく世界。タタリは人口を減少させ、辛くも逃げ延びた人たちは地下での生活を余儀なくされていた。無口で真面目な炭鉱夫のジョンは、ふとしたきっかけで、不思議な白髪の少女、珊(サン)と出会う。彼女は一体何者で、タタリによって世界はどうなるのか。ジョンと珊は外の世界に希望を見出し、冒険の旅を始めることとなる。

本作では見下ろし視点で冒険が進む。プレイヤーはジョンと珊を操作し、街や森、洞窟といった場所を探検する。ときにはジョンと珊のそれぞれの能力を活かしながら謎を解くこともある。


そんな本作に向けた、大型DLC「よみがえれ!カモメ町」では「タタリ」とは無縁のパラレルワールドの話とのこと。舞台は地下から一転して光さす地上の田舎町「カモメ町」へと移り変わり、ジョンと珊は農業にいそしむことになる。

ジョンと珊は新しい人生を始めるため、カモメ町へとたどり着く。しかし貯金をつぎ込んで購入した家はオンボロだった。暮らしを豊かにするために彼らは農業に打ち込むことに。さらに打ち捨てられた遊園地を改装し、寂れたカモメ町を復興する要素もあるという。

本DLCにおいても、プレイヤーはジョンと珊を操作する。農場で穀物を育て、動物を飼育し収穫をおこなう。家の近くにあるという釣り場で釣りをすることもできるそうだ。収穫できた農作物は、ジョンが料理することとなる。新メニューを考案することで、珊や町人をもてなし、レシピ集に新たなメニューを追加できるという。

さらに、打ち捨てられた遊園地には家や店を建てることができる。そうしてカモメ町が栄えていくと、新たに住み着く人も増えていく。彼らはお返しに、暮らしを豊かにするアイテムや技術を分け与えてくれるとのことだ。

公式トレイラーでは、ウィリアムやアルヴァなどゲーム本編に登場していたキャラクターと思われる人影も映っており、パラレルワールドでは関係がどう変化しているかも気になるところだ。のんびりとした日常が描かれそうなものの「静かな土地にも秘密が潜んでいる」とのことで、日常以外の要素も展開されるのかもしれない。


なお「よみがえれ!カモメ町」は完全新規ストーリーとなっているため、本編をクリアしていなくてもスタートメニューからすぐにプレイできると告知されている。また本DLCは現在も開発中だそうで、最終段階に進むにつれさらなるニュースを発表するとのこと。2021年に『Eastward』がリリースされてからおよそ2年。大型DLCで進化を遂げる本作と、新たなゲームシステムに注目したい。

『Eastward』「よみがえれ!カモメ町」はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに今冬(ホリデーシーズン)に配信予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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