『サガ エメラルド ビヨンド』発表。河津秋敏氏がディレクターとなる『サガ』シリーズ完全新作

 

スクウェア・エニックスは9月14日、『サガ エメラルド ビヨンド』を発表した。2024年発売予定。対応プラットフォームはNintendo Switch/PS4/PS5/PC(Steam)およびiOS/Android。

『サガ エメラルド ビヨンド』は『サガ』シリーズ最新作となるRPGだ。舞台となるのは天国と地獄、天界と地下世界などが無数の異世界が連なった「連接世界」。主人公は、クグツ使い、小学生として暮らす魔女、謎の組織を追う“首都警察”2人組、歌姫メカ、死者として目覚める闇の王の6人5組が登場。その中から一人を選んで目的を果たすため、「連接領域」という異空間で繋がった17の世界を巡る冒険が繰り広げられる。誰がいつどの世界を訪れ何をするか。選択によって物語はシリーズ史上もっとも変化を見せるという。



戦闘においては、『サガ』シリーズおなじみの「ひらめき」「陣形」が健在。ひらめきでは、バトル中に技をひらめき、次のターンから使用可能になる。また陣形によって、技のコストを軽減したり、パーティー全体の防御を高めたり、一部のキャラクターに絞って強化するなどの戦略の幅があるという。

戦いはターンの開始前に敵の行動と順番が明かされているタイムラインバトルとして展開される。またターンによって変化し、パーティーで共有されるBPによって技・術を発動。繰り出す技によって行動順を操作可能で、敵と味方の行動順がカギとなる。また、味方との連携を発生させ、戦況を有利に運ぶことが重要だという。


タイムライン上で2マス以内に敵も味方も誰も存在せず孤立した場合には、「独壇場」が発生。独壇場は自分が覚えている技・術を使って一人で連携を繰り出すため非常に強力だそうだ。ただし独壇場および連携は敵も使用してくるため、タイムライン上の配置には常に注意が必要になるという。味方と行動順を合わせて連携を狙うか、はたまた敵の妨害に徹するか、あえて敵や味方からも孤立するかといった戦略性を楽しめるそうだ。

そのほか人間だけでなく、モンスター、メカ、クグツ、短命種といった多彩な種族が登場し、技・術の習得条件やキャラクターの成長は種族ごとに大きく異なる。一部の種族の特殊な技もあるそうで、多彩な戦略が楽しめるとのことだ。


本作のディレクターを務めるのは河津秋敏氏で、サウンドは伊藤賢治氏が担当。長らくシリーズに携わってきた2名がタッグで参加する。プロデューサーは現在『サガ』シリーズプロデューサーを務める市川雅統氏。キャラクターデザインは『サガ スカーレット グレイス』以降の関連作品に携わってきた倉持諭氏が手がける。

『サガ』シリーズのコンソール向け完全新作はPS Vita向けに2016年発売の『サガ スカーレット グレイス』以来。約8年ぶりの新作ということで期待がかかる。河津氏がディレクターとして本格的に開発参加するという点も注目ポイントだろう。

サガ エメラルド ビヨンド』はNintendo Switch/PS4/PS5/PC(Steam)およびiOS/Android向けに、2024年に発売予定だ。

【UPDATE 2023/9/15 0:56】
プレスリリースより情報を追記