ダーク和風残酷ノベル『桃の華は鮮血に染まる』Nintendo Switch版12月1日発売へ。陰陽師の三姉妹が相対する過酷な運命

ワンコネクトは9月14日、『桃の華は鮮血に染まる』Nintendo Switch版を12月1日に発売すると発表した。本作は、和風のダークな世界観にて陰陽師の三姉妹が繰り広げる物語が描かれるビジュアルノベルだ。

株式会社ワンコネクトは9月14日、『桃の華は鮮血に染まる』Nintendo Switch版を12月1日に発売すると発表した。Nintendo Switch版ではPC(Steam)版をベースに、ボイスや物語の後半が追加され、ビジュアルも大幅強化されるとのこと。またNintendo Switch版の発売にあわせて、Steam版にもアップデートがおこなわれるそうだ。

*6月公開のオープニングムービー

『桃の華は鮮血に染まる』は、陰陽師の少女たちが過酷な運命に立ち向かう、和風のダークなビジュアルノベルゲームである。本作の舞台となる世界では、何かが人に取り憑き、妖へと変わってしまう現象が頻発。半人半妖のモノたちは、憑き人と呼ばれていたという。

そんな世界において、陰陽師の三姉妹が鬼ヶ島の結界を張るために旅へ出ようとしていた。普段左目が開かない15歳の次女・桃。自他共に認める天才陰陽師である18歳の長女・燿。最強の陰陽師を目指す12歳の三女・紬。メインキャラクターである3人の少女たちは、旅の途中で自分自身と向き合うことになるという。鬼ヶ島や憑き人の正体も交えつつ、3姉妹が己の過酷な運命に立ち向かう物語が描かれるようだ。

*Steamストアページ掲載の画像
*Steamストアページ掲載の画像

本作はジャンルとしてはビジュアルノベルとなっている。燿の出生の秘密や紬の存在理由、桃に隠された謎など彼女たち自身の物語と共に、テキストや立ち絵によって陰陽師の少女たちの旅が描かれるのだろう。Steamのストアページによると、マルチエンディング形式が採用。途中の選択肢によって、結末が変化するそうだ。またゴア表現が含まれている点への注意書きも施されている。そのほかワンコネクトの公式説明によると、和風のダークな世界観、展開の早いシナリオなどが特徴とされている。



本作を手がけているのは、東京都新宿区高田馬場を拠点に活動する株式会社ワンコネクトである。公式X(旧Twitter)アカウントによると、同社は新たにゲーム事業へ参入したといい、本作が初のゲーム作品となるようだ。そうして本作は2023年5月にまずはPC(Steam)向けにリリースされた。

Nintendo Switch版『桃の華は鮮血に染まる』では、PC(Steam)版の内容をベースにアップデートが実施されているようだ。ビジュアル面では、立ち絵の大幅リメイクとイベントCGの大量追加が実施。声優の水野朔さんが桃の声を担当するなど、ボイスも追加される。またNintendo Switch版発売にあわせて、Steam版ではNintendo Switch版と同等の内容への無料アップデートが実施予定。8月に公開されたアップデート告知によれば、6章までのテキストリテイクや、7章から12章までのストーリー追加による物語の完結も予定されていた。Nintendo Switch版発売にあわせて、本作はビジュアル・ストーリー共に強化されるのだろう。

そのほか本作は、一般向けには9月23日および24日に開催される「東京ゲームショウ2023」のインディーゲームコーナーへ出展予定。同イベントの後には、プレゼント企画なども予定されており、公式XアカウントやYouTubeチャンネルを通じて情報発信されるという。

桃の華は鮮血に染まる』Nintendo Switch版は、12月1日に発売予定だ。また本作はPC(Steam)向けに通常価格税込1300円で配信中。Steamストアページ上では、体験版相当の前日譚が無料公開されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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