水墨画“禅”3Dアクション『点睛』正式お披露目。山水画めいた景観を無心にぴょんぴょん跳び上がり、天へ

国内デベロッパーであるニューロン・エイジの社内開発チームProject Pegasusは9月14日、『点睛(TENSEI)』のSteamストアページを公開。同作を正式お披露目した。

国内デベロッパーであるニューロン・エイジの社内開発チームProject Pegasusは9月14日、『点睛(TENSEI)』のSteamストアページを公開。同作を正式お披露目した。対応プラットフォームはPC(Steam)のほか、マルチプラットフォーム展開予定。リリースは2024年を予定している。

『点睛』は、水墨山水画のような空間を舞台とする3Dエンドレス・ジャンプアクションゲームだ。本作でプレイヤーは目玉のような存在となり、壮麗な世界を飛び跳ねて「上」を目指していく。紙の上を筆でなぞるように空へと登っていく体験を通じて「無心になれるひととき」を提供する作品とのこと。

本作でプレイヤーは、3段ジャンプを駆使して足場を飛び渡り、上昇し続けていく。また、フィールド上のオーブを集めれば、龍の姿を得て「ブーストモード」となって空間を飛び回れるという。そしてステージ上には厄介なダメージゾーンも存在。そうしたゾーンはドロップ(急降下)によって浄化できるそうだ。ダメージを回避しながらさらなる高みを目指していく、集中力を要する面もあるのだろう。

なお、「睛」とは瞳や黒目のこと。点睛は「画竜点睛を欠く」のことばで知られる、龍の瞳の仕上げとなる一筆のことだ。なお、元となったとされる故事では、瞳を書き入れられた龍は天へと飛び去ったといわれる。


本作を手がけるProject Pegasusは、大阪・東京に拠点を構えるデベロッパーであるニューロン・エイジの社内インディー開発チームとのこと。同チームは2020年に最大4人プレイ対応のパーティーゲーム『PLAY DOG PLAY TAG』をリリースしている。同作ではプレイヤーは犬となり、飼い主を好き勝手に引きずり回すコミカルなゲームプレイが繰り広げられた。『点睛』では1人プレイ用ゲームとして、落ち着いた世界観のなかで没頭できる体験を目指しているようだ。

また、ニューロン・エイジは『エルデンリング』の2Dキャラクター・武器・アイテムデザインや、『バイオハザード ヴィレッジ』のイベントシーン製作など、さまざまな大規模タイトルへの開発協力でも知られる。そうした普段の業務でのノウハウも本作に活かされていくかもしれない。


『点睛(TENSEI)』はPC(Steam)のほか複数プラットフォーム向けに、2024年リリース予定。なお、本作は9月21日から24日にかけて開催される「東京ゲームショウ2023」に出展予定(一般公開日は9月23日および24日)。インディーゲームコーナー 09-E93の株式会社ニューロン・エイジ ブースにて、本作を実際に体験できるそうだ。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

記事本文: 1866