ローグライク荷物整理アクション『God Of Weapons』好評&好調スタート。カバンに武器をみっちり詰め込み、相乗効果で大群を蹴散らす
ゲームスタジオのArchmage Games Studioは9月13日、ローグライクアクション『God Of Weapons』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語に対応している。本作はリリース後さっそくユーザーから評価を集め、Steamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを獲得している。
『God Of Weapons』は持ち物整理要素が特徴になる、ローグライクアクションゲームだ。本作の世界はかつて光に満ちたものだったが、ある日邪悪な力によって闇に覆われ、混沌と破壊が蔓延するようになってしまう。プレイヤーは世界に光を取り戻すため、ゾールの塔と呼ばれる塔を登ることになる。
本作では斜め上からの見下ろし視点でゲームが進行する。プレイヤーはフロアを移動し、一定時間モンスターの群れから生き残ることが目的だ。攻撃は所持している武器が自動でおこなってくれる。そのため、プレイヤーはフロアに落ちてくるアイテムを取得したり、敵の攻撃をダッシュで回避したりといった行為に専念できる。
敵を倒すことでお金(ゴールド)を手に入れることができ、武器やアクセサリーの購入に充てられる。しかし装備はお金さえあれば購入できるわけではない。というのも、本作では手に入れた装備をカバンに収納する必要があるのだ。武器やアクセサリーにはそれぞれ大きさが設定されていて、カバンに入りきらないものは買えないようになっている。
またカバンの中はマス目で区切られており、整理整頓も重要。たとえばショートソードは直線的に4マスのサイズとなっている一方、斧は形状に合わせて6マスを使うといった具合だ。そのほかにも、メイスや槍など豊富な武器やアイテムが存在し、それぞれマスの数や配置が異なっている。
そしてカバンの大きさは経験値によってレベルアップすることで増やせる。1レベル上がるごとに2マス拡張することができるが、拡張できる箇所はランダムに選ばれる。拡張する箇所は10ゴールド消費することで選び直すことが可能だ。望みの場所の拡張をおこなう場合は、ゴールドの状況とも相談する必要がある。
本作では所持したい武器などに応じて、カバンの容量であるマスをどのように拡張していくかが大事になってくるだろう。武器によっては、カバンの中で隣接して配置することで追加効果を得られるものなどもあるため、配置の仕方を考えることも重要だ。
そんな『God Of Weapons』は本稿執筆時点で166件のレビューのうち90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。SteamDBによると、ユーザーの同時接続数は最大で約2700人を記録している。新規タイトルとして好調なスタートを切ったと言えるだろう。
レビューでは、豊富な武器種によるビルドの幅広さと、カバンの拡張による戦略性が評価されている。またゲームが進行するにつれ固有の性能をもつさまざまなジョブが選択できるようになり、異なった戦略を楽しめるようになるというリプレイ性を評価するレビューも見られる。
本作を手がけるArchmage Games Studioはベトナム・ハノイのゲームスタジオだ。2022年には美少女たちが敵の大群を撃退するローグライクアクション『Beautiful Mystic Survivors』を配信している。スタジオにとって2作目となる本作『God Of Weapons』でも同作でのノウハウが活かされているのだろう。『God Of Weapons』ではカバン整理が重要になる特徴的なシステムも盛り込まれ、ユーザーの高評価を集めているかたちだ。
ちなみに、本作は『Backpack Hero』にインスピレーションを受けたという。『Backpack Hero』は本作と同様に限られた容量のカバンの中に武器や防具などを詰め込み、それらを用いて戦闘するデッキ構築型ローグライクRPGだ。同作はSteamにおける3362件のユーザーレビューのうち89%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。こちらはターン制バトルの作品であり、見下ろしアクションの『God Of Weapons』と遊び比べてみるのも面白いだろう。なおSteamでは「Inventory Management Roguelike(持ち物整理ローグライク)」として、『Backpack Hero』と『God Of Weapons』がバンドル販売されており、合計2359円のところを2066円で購入可能だ(いずれも税込)。
『God Of Weapons』はPC(Steam)向けに配信中。Steamではリリース記念セールとして、9月27日まで定価の629円より10%オフの566円で購入できる(いずれも税込)。